March 22, 2008

とっとこ歩く春の午後:その2

それにしても気持ちのいい午後。気温は体感15度くらいか?住宅街のくねくね道を多摩川方面に降りて、無事第三京浜の高架の下を通り過ぎる。丸子川沿いの「野毛櫻堤」ってココだったんだ!と感激しつつ膨らみ始めた櫻のつぼみを愛でる。人気(ひとけ)は皆無ですれ違う人もいない道を快調に進み、玉川高校を通り過ぎ、再開発工事中の二子玉川駅に午後3時ぴったりに到着。きっと近い将来この辺りもすごく変わるんだろうな。少し回り道したので今地図で計ってみると、出発した自由が丘から6キロ強くらい。つまり時速6K。

快調に早足ウォーキングをしたのでかなり汗をかいてしまい、コンビニで「ヘルシアウォーター」を買う。二子玉川駅を通り過ぎ(つまり東急田園都市線を越えて)、「二子橋」を歩き多摩川を渡って神奈川県に入る。橋を渡っていたら、仔馬くらいの大きさのグレート・デン(だっけ?)を連れているおじちゃん@自転車。あの大きさだったらも毎日の散歩は半端じゃないだろうな、と思う。僕のちょっと先を歩いていた白人の女の子の脇をそのワンコ&おじさんが通り過ぎる時、彼女が漫画的なアクションでのけ反っていた(爆)。多摩川河川敷ではBBQをしたり、スポーツをしたりする人たち多数。川を渡る風が心地よい。るんるん。

二子新地に入り急に道が細くなり、歩道がなくなって歩きにくくなる。「太陽を真正面やや左に見て進む」という大原則ですすむが、なにしろくねくねとした道がわかりにくいので、比較的大きな(といっても、ショボいけど交通量はある)「大山街道」(たぶん旧道)を進むことにする。以前の僕の失敗は、高津・溝の口から多摩川までの広大な住宅街の私道・公道の入り乱れた迷路に迷い込んでしまったことで、このときは完全に方向がわからなくなって途方にくれた。それはそれで脱出ゲームみたいで面白かったけど、真夏の迷路ゲームはかなり辛かった。さて、次の問題は国道246をどこで越えるか?ということ。当初の予想通り大山街道は溝の口駅の北で突然どん詰まり(?)となり、南北に走る広い道に出た。左(南)?右(北)?。左に回ったら太陽に背を向けるので、これは右っ!>>>正解。国道246が見えてきた。

246を渡り、下作延という地域を過ぎる。住宅街の中を流れる小さな川沿いの道を進む。この川、その昔住んでいた文京区の神田川の匂いがした。匂いというのは原風景を思い出させる。どうも北に北にむかっている感じで不安になる。もう後戻りはできないので、先に進むと「梶ヶ谷」方面に向かうという表示が。しかし、自分の思っている梶ヶ谷方向とは全く逆。むむむ。表示を信じるか、自分を信じるか?当然「表示」だよな、やっぱり(爆)。今、地図を見て確認してみると、実はこの時点ですでに梶ヶ谷は過ぎていたのだが、いつも電車に乗っていて溝の口のあとには梶ヶ谷って思い込んでしまっているので、リアルタイムでは感覚がずれるわけだ。で、10分くらいそのまま歩いていたら、太陽が自分の右にあることに気付く。やっぱり「逆」!ということで、右に入る道に進み方向修正。上作延にむかうまっすぐの比較的大きな通りにでてソレを進むことにする。この辺りで午後4時。

表示をみると「登戸」に向かう道のようだ。「ええっ!登戸?」へたすれば大きく迂回しながら多摩川方面に戻ってしまうんじゃないか?という新たな疑問(不安)がわいたけれど、そのうち見えてきた「神木本町」の表示で安心する。友人が住んでいて、僕と同じ方向ということで以前タクシーで彼と一緒に帰ってきた時に使った道だ。長い長いくだり坂(ゆうに2kmはある)を進むと、巨大な道路(東名)が見えてきた。神木本町の交差点を左に。太陽が真正面にある。つまり西だ。その先で東名をくくりぬける。

この辺りから、かなり歩くスピードが落ち始める。僕の場合には股関節から臀部にかけての張りと鈍痛がおこってくるのだ。それから両足の裏(指の付け根)が痛い。どうも軽いマメが出来ちゃったみたいだ。さて、進むべき方向もだいだい解ってきたし、そのゴールに向かって進んで行ったのだが・・・。(その3に続く)