March 22, 2008

とっとこ歩く春の午後:その3

ときどき、ムショウにただひたすら歩きたくなることがあるのだ。もちろん様々な要素が絡み合っていて、比較的時間があるという条件はもちろんあるんだけれど、精神的も身体的にも「余裕」があるとき。ただ、そこが一番大切なポイントなんだけれど、100%の余裕があるんじゃなくて、75%くらいの「余裕」と25%くらいの「非・余裕」の微妙なバランスのとれている時なんだな。

歩いているときには「何にも考えないように、いろいろと考えている」。具体的なひとつの事を一所懸命に系統的論理的に考えているんじゃなくて、漠然としたいくつかのことを同時に、かつ感覚的に考えているみたいだ。何をどう考えていたのかについては、感覚的なこと(観念?)ばかりで言語化することが非常に難しい。言葉にするとなんとなくウソになっちゃうというか、本質から離れて言葉が一人歩きをしてしまう気がする。それが将来書くかもしれないストーリーのプロットになったり、歌詞になったり・・・するんだろう。その意味では、大事なインプットの時間、ともいえる。

さて、神木本町から左に曲がり延々と続く、長い上り坂を進みながら、徐々に腰とお尻の筋肉の張りが辛いことを意識する。足の裏のマメも時間とともに一歩一歩進めるのが苦痛になってきた。それにしてもここまでで12Kmちょっと。このくらいのウォーキングで痛みや張りを感じ始めるなんて、情けない。でも、こういう痛みって面白いもので、痛みを感じつつも休まずに歩き続けると次第に「痛いんだけど気にならなくなってくる」のが不思議。とはいえ、歩き始めたころのスピードの半分くらいのスピードでとぼとぼ歩く。気を抜くと姿勢が猫背になって辛いので意識して姿勢を正して両手を振り進む。ヴィジュアル的にはほとんど「修行僧」の感じか?禿げてるし(爆)。

南平台を過ぎたあたりでは、ほとんど必死の形相で歩いていたんじゃないかな(笑)。ようやくたどり着いた坂のてっぺん辺りで突然、僕の目の前でバイクの女の子と乗用車が接触事故を起こし、びっくりする。女の子が転倒したのですぐに駆けつける(・・・つもりだったけど、へろへろで走れないのでよたよたと歩み寄る<爆)。ひざを擦りむいただけで、医者の出番なし。よかったよかった。

犬蔵へはただひたすら下り道。これも逆に膝ががくがくして辛かった。東名川崎インターを掠めて横浜市に入り、近所の勝手知ったる道を進んで、たまプラーザに到着。午後5時。回り道をいれて計16km。帰宅せずそのままジムへ直行し、クーリングもかねてプールで6本300mをゆーっくりと足をほとんど使わず泳ぐ。腰がのびて気持ちよかった。さすがにジャグジーでまったりしていたら、眠りそうになった。帰宅後のビールのおいしいこと!たまらん(^_^)