October 31, 2006

Huckleberry Weblog休止中

っていうか、ここ数日アクセスできない状態ですね。DAN巨匠の話では、サーバーの乗せ買え作業中の事故みたいですが、最悪飛んじゃっている可能性がありますね。とほほ。復旧できればいいのだけど。

October 29, 2006

10月29日、癒しの休日


ま、いろいろとあったこの2週間。このコラムで書き綴れば、5回分くらいの出来事がありましたね。こんなときもあるね。台風が去った直後の怒涛の川原に呆然と立っているって感じかね、比喩的に言えば。まだ当分は続くんだろうな。ま、でも僕は元気です。ご心配頂いた皆さん、暖かいお言葉ありがとうございます。

さて、今日の午後は、久しぶりに「さくら」に集合して、スタジオ入り。どっぷりと音楽の世界に浸り(ああ、こんな時間を持ち望んでいたんだよな)、癒されました。緊張した神経の弦を緩めて、深呼吸。ふーっ。僕には音楽があるっていう幸せ。

ありがとう>じょーじ君、さくちゃん

ところで、むつらさんのところに男の子が生まれたそうな。おめでとうございます!!>むつらばーちゃん(~_~) 可愛いんだろうなぁ、孫ってのは、たぶん。それ以上にばーちゃんも可愛いぞ、きっと(^_^)

僕は自分自身の孫っていうのは、まだ実感がないけど、そんな遠い将来じゃないんだろう。ちなみに今日は次女有季子(18歳)、明日は長女加南子(21歳)のバースデー。

つらつら

October 26, 2006

権利を最大限主張し、責任は最小限果たす

っていうヤツを見ていると、哀しくなる。
コドモオトナ・オトナコドモ。

自己犠牲が美徳だった時代は、当の昔に過ぎている。
もちろん!僕だって条件付で賛成さ。

でもね・・・
自分の責任の重さを測るのは自分なので、いくらででも「逃げ」が打てるシステムには問題がある。
育ちの問題なのか、教育の問題なのか?はたまた世の中全体がそういう「雰囲気」なのか?

「個人」だけの問題ではないと思う。

組織の中での自由っていうのは、内省的な自己が確立できないヤツには、無条件では与えてはいけないんだなって今更ながら思った。年齢や経験は関係ない、その人の生き方の問題だ。自分の信じる道には「労を厭わない」ってのはアタリマエのことじゃないか。

っていうか、わからんヤツはいつまでも判らないんだろうな。

てなことを考えてる。
職場のぐちですが・・・。

October 23, 2006

Acoustic Days Live in Akihabara 延期のお知らせ


来る11月26日(日曜日)に予定しておりましたライブを、都合により延期とさせていただくことになりました。楽しみにしていた方々、大変申し訳ありません。急遽キャンセルになった理由として、①メンバーの仲間割れ説、②メンバーの女性問題発覚、③酒の飲みすぎによる体調不安説等、様々な説が飛び交っておりますが、全て本当のこと(爆)のように思えるフシがありますが、ぜんぜん違いますので、ご心配なく!

このように急遽中止とすることとなり、その結果として、僕らをサポートしていただいている多くの方々にご迷惑をおかけすることになり、本当に申し訳なく思っています。

近日中に、日時・場所などを仕切りなおして、新たにライブの告知ができると思いますので、その日をどうぞお楽しみに。これからもハックルベリーフィン(元祖)をどうぞよろしくお願いします。

2006年10月23日

ハックルベリーフィン Marc, joji and Saku

October 19, 2006

希望的期待値の収束点

人生、一寸先は闇って言う言葉。これは真実ですね。僕らは普通に一ヶ月先の予定だとか、1年先の予定、はたまた自分が70歳になった時には。。。なんて勝手に考えているけど、未来のことなんてわからない。予定や将来の約束っていうのは不確実で、時間と空間のベクトルのなかでは、それぞれが個人的な「期待値の収束点」でしかないんだね。つまり、月並みな表現だけれど、「今を信じて、自分のベストを尽くせ」ってことなんだろうな。

ていうか、それしかない訳で。

じつは、16日に母親が緊急入院してばたばたしてます。医師としての目でみて、かなり厳しい状況。やっと小康状態にはなってますが、当分は厳しい状況が続くと思います。こんな時、医師である自分の無力さを痛感しますね。

October 9, 2006

10月9日(休日)

一年のうちで、今日くらい爽やかで気持ちのいい気候の日っていうのは、そんなにないだろう。いつものように6時過ぎに目覚めた僕は、窓を開け、入ってくる爽やかな微風と明るい陽光のなかで約2時間くらい眠り込んだ。意識と無意識の境目の心地よい場所。

最高だね、こういう朝は。
懸案事項は棚上げ、最優先のリストもこのマドロミには勝てない。

8時過ぎに、軽くストレッチしてから近くの公園に行き、コンビニで買ったサンドウィッチとグレープフルーツジュースを飲む。新聞をいつもの3倍くらいかけて熟読。

10時に開く、「すすき野・ゆけむりの里」へ。
休日おじさんの聖地(笑)。
露天風呂に漬かり、昨日のハックルおやじパーティの楽しかった時間を反芻する。
くーっ、タマリません。

脳みそが溶けちゃうくらい、何も考えずぼーっとする。
爽やかな風のなかで全裸で陶酔状態のおじさん(僕)>爆

帰路、サンルーフを開けて快調に走る車。サンルーフをつけてよかったな。ああ、こんな日には。そのまま走って黒崎の鼻までいけたら最高なんだろうな、って思ったけど、今日は家でのんびりとしよう。

昼ごはんは、蕎麦会席「郷林坊」にて、天せいろと生ビール。
うまし。秋葉原の尾張屋さんとは勝負にならないけど、ま、それなりに満足する。

ネットをチェックすると、かぜさんが昨夜の放送で僕の駄文とZip Cityをかけてくれたようだ。素直に嬉しい。この歳になっても自分達の創った音楽が、電波に乗って深夜の街に飛んでいくのを想像するとワクワクした気持ちになる。ありがとうございます>かぜさん。

帰宅してからは、モデム交換やら書斎の整理やら、たまっている仕事を済ます。これから昨日の打ち合わせをもとに、11月のライブのチラシチケットつくりをしましょう・・・

いい休日です

October 4, 2006

キラー・メッセージ(小説)

その手紙の封を開けた瞬間、僕の部屋の空気が揺れ、ごく微かな、乾いたポプリの香りがした。

ポストで2ヶ月ぶりの彼女からの手紙を見つけて、僕は跳ぶように走って、アパートの3階にある自分の部屋に戻り、深い深呼吸をしてから、その手紙と向かい合ったのだった。

カリフォルニアの熱く乾いた風が、一瞬通り過ぎたような気がした。

ピンクの縁取りがある小型の便箋で、右肩アガリのすこし丸みがかった、彼女の懐かしい文字。用箋をあまり気にしないのは、いつものこと。本当は気が小さくて弱虫なくせに、時々周囲をびっくりさせるような大胆な行動をとったりする彼女の性格を表していて、大きめの文字が飛び跳ねている。

きっと、走り書きみたいに急いで書いたんだろう。右側の文字のいくつかがインクで汚れている。インクの文字が乾ききる前に、キモチが先走ってしまって、飛び出してくる言葉を追っかけるのに、きっと一所懸命だったんだろうなって、僕は思った。

僕達が別々の場所で生活するようになってから、もう半年と2週間。別れた直後のお互いの気持ちの高まりは、波が寄せては返す運動を繰り返すごとに徐々に収束するように、今は落ち着いてはいたけど、心の深いところにある「灯火(ともしび)」のような温かさとなって存在していたのは真実だ。彼女のことを愛していた、と思う。たしかに。

彼女のことを考えない「夜」はなかったけど、すごく正直に言えば、彼女のことを考えていない「昼間」は、(少しずつだけれど)多くなっていたかもしれない。

はじめのうちは、毎週やり取りしていた手紙も、突然凪いでしまった海のように、来なくなったし、僕も出さなくなっていた。彼女は新しいセメスターが始まって、毎日の講義のレポート作成に追われているという理由を言い訳にして、僕は僕で、新しい実習の実験結果をまとめるために連日学校に缶詰になっている、という理由で、自分と相手を納得させていたのだ。それは、初めのうちはお互い99%は真実だったんだけど、残りの1%の比率が徐々に大きくなるのには、そんなに時間はかからなかった。

今みたいに簡単かつ頻繁に国際電話をかけられる時代じゃなかったし、メールだってなかった。そんな時代の話。手紙を書くことは、遠く離れた相手に自分の心を届ける一番の方法だった。


結論を先に言えば、その手紙を読んで僕はスグに航空会社に電話をし、翌日なけなしのお金をかき集めて、LA行きの飛行機に飛び乗ったってわけだ。でも、もっと先の結論までいえば・・・、そのさらに半年後に、僕らの絆は、凪ぎの海から沈没して、深い海の底に沈んでしまったのだけれど。

彼女からの手紙の内容は、一緒に暮らしたパサデナの街の変わらない様子や、学校のこと、友人達の近況など・・・ごくごく普通の彼女の生活が、意外なほどさりげなく書いてあった。「愛している」とか、「あなたに逢いたい」の一言もない手紙。2ヶ月ぶりの手紙で、こちらからも出していない引け目もあったりして、なんとなく「別れの手紙か・・・」という不安感と緊張感を持って読み始めた僕は、急に膝の下から力が抜けたような脱力感と同時に、妙な安堵感を感じたのだった。

ただ、彼女の書いた最後の文章。あえてここには書かないけど。まさにキラーメッセージ。

さらに、その隣にあった「涙の痕」のような微かな便箋の乱れを見て、僕は居ても立ってもいられない気持ちが湧き上がってきたのだ。

心に響くというようなキレイなものじゃなくて、(今すごく正直に言えば)下半身を直撃するような衝撃だったな。あの年代の男の子を経験した大人の男なら、わかってくれるはずだと思う。

男は単純だ。

あとで彼女に聞いたら、あれは涙の痕じゃなくて、くしゃみをして「ハナミズが垂れた」のだ、と言い張って、笑っていたけど・・・。

真実だとすれば・・・
ウソだとしても・・・

知能犯

彼女は「愛すべき犯罪者」だったことになる。