August 22, 2013

天声人語な人たち

子供の頃は、
親、教師、目上は
間違った事は決して言わない
「はず」だと思っていた。

大手新聞やテレビ番組は
ニュートラルで
品行方正で
「日本の良識」であり
「サザエさん一家」は
日本の家庭の基準だと
普通のサラリーマン家庭で
普通に育った僕は
ナイーブに信じていた

高校生になり、新聞各紙の
読み比べをして驚いた
各紙違う事が書いてある

それまで『公明新聞』や『赤旗』なんて
蛇蝎のごとく嫌って
読む気もしなかったけれど
これも負のバイアスなのかと
考える余裕も出てきた。

さらに驚いた事に、
「割といい事」が
書いてあるのだ(笑)

考えてみればアタリマエのことで
マスコミも企業である限り
迎合主義はアタリマエ
売れて、ウケて、なんぼの世界だろう

大人になるにつれ
マスコミの「衆愚主義」
高みの見物の
下々を見下している態度や
「俺たちは知っている」
教えてやろうという
高飛車な態度が
だんだん鼻につくようになる

この年齢、立場になると
いつのまにか
知り合いが
キャップや編集長など
編集やプロデュースの
「責任者」になっている

ほんまに大丈夫かいな?

わざわざ書くまでもなく
新聞マスコミ主導の時代は
とうの昔に終焉している

反対にネット時代となり
「え、お前こんな事も知らないの?」と
声の大きい奴が威張っている気がする

どの国も、政治システムも大変換期にあり、
「皆が責任を持って、よく考える」世の中にしないと
烏合の衆が混乱だけしている、何も創りだせない
情けない国になってしまうだろう 

もう後戻りはできないが、
要はバランスなのだろう