July 6, 2013

イメージを想起しても保持できない

今の自分にとって最大の問題を忘れていた(笑)

閃いたアイデアをすぐに忘れてしまうのだ。
さらに問題は、それを「忘れていることを、忘れてしまう」ことだ。

ついさっきまで自分が
「何を考えていたか」
「どんな事を思っていたか」
を憶えていないのだ。

たとえばブログの記事など、
「あの事について書こう」と思って
三歩歩くうちに、別の電話があって
その事を既に忘れてしまっている。

これは通常の加齢による「記憶力」や「記銘力」の低下だけではない。
高次脳機能障害といえるだろう。今までの荏原病院と東大医科研の
素晴らしい治療効果と引き換えに、僕が失ったものだ。

アイデアを想起して、展開し
組み立てたり、壊したり
遊んだりする

可塑性のある塊としての
イメージ
もっとそれを拡げれば
自由に動き回れる時空感覚

以前はイメージや概念とか
抽象的なものを
弄くり回す事が
得意だったけれど

今はそれが「保持できない」のだ。
せっかく発想した「何か」を
次の目的地に持って行く事が出来ない

それが一番の問題かもしれない。
仕方ないので、メモは必須で手許に様々なメモを置いている。
しかし、メモをとった事自体を忘れたり
メモった内容が判読不能なことも、しばしばある。

みんな「歳のせい」」とか
「自分と一緒」だとか
慰めてくれるんですけど(笑)
そんなに深刻に悩んでいません。
ボケてることを面白がっています/