April 11, 2013

C.V. の大切さ

大学4年になった三女も就活の真っ最中。
ストレスもあるだろうけど、自分を見直すきっかけにもなるはずだ。
謙虚に真摯にがんばって欲しい。

さて、日本の場合、年齢、性、出身地、学歴、学力試験(偏差値)...etc の「属性」に重きが置かれる。とはいえ、ここ10年くらいでAO入試や推薦入学の枠が広がった。様々な学生が学べるのはいいことだが、まだまだ欧米に比べて受験「点数主義」が主流だ。

僕自身、過酷な試験勉強を経験してきたから、その功罪について十分理解しているつもりだ。詰め込み的な集中勉強は、世界中のどこでも行われていて、ここに決して例外はない。普通の人間は、切羽詰まらないと集中して勉強できないものだ。

要はバランスだろう。
では、欧米の医療機関の場合、その人の評価をどうするか?

基本属性(年齢、性、学歴、経歴...)
客観的評価(テストや資格試験の成績、論文、著作リスト)
主観的評価(インタビュー、エッセイ(論文)
課外活動など自己紹介
レファレンス(指導教授) 誰に推薦してもらったか?

一番大切なことは、このCarriculum Vitae (C.V.)だ。
いい内容のC.V. を得るために彼らは最大限の努力をする。
自分の実際のキャリア作りと同時に
自分のアピールする方法を学ぶ。

C.V. の内容
誰が推薦したか?(とても大切)
推薦理由の内容重視
推薦を断る場合もある
その場合、断った理由を聞かれる場合がある。

推薦することの重みと、紹介することの責任が
それぞれが担保されて、初めて成り立つシステムなのだ。
面接や入試、就職の実際の場面は、世界中そんなに違うものではない。
アメリカの映画にしばしば登場するように、まさに悲喜こもごものドラマが演じられる。

若く尖っていたころの僕が懐かしい