April 6, 2013

畏友いしじゅん

2013多摩川 桜と蕎麦の会

 僕はこのおっさんが大好きなのだ。もしかして、いや、かなりの確実に「惚れている」と言ってもいい。石川淳哉、いしじゅん。まだ出会ってからまる2年しか経っていないのに、長年の付き合いみたいな気がする。

311の数日後の大混乱期、さとなお君繋がりで彼と出会った。その夜、RTで「あなたは誰ですか?」と彼からメールが来たのだ。自分に何が出来るか判らなかったが、とにかく自分も行動したかった。すぐに返信したことを憶えている。不思議な出会いだった。これもご縁だろう。

日本中から馳せ参じたそれぞれの「プロ」たちが、自主的にスキルを共有して「被災地のために」様々なプロジェクトを有機的に展開してゆくという、今まで観たことがない新しい動き。さらにトップダウンでもボトムアップでもなく、フラットで緩やかな繋がりで進んでいく。。。それが「助けあいジャパン」だった。

その後、彼は麻布十番の自分のオフィスを提供し、若者の先頭に立ってぐいぐいと話を進めた。助けあいジャパンのco-founderであり、現場での切り込み隊長(ごめん)が、いしじゅんなのだ。我が家の有季子も紗仁子も、学生と社会人が被災地を訪れて語り合うというツアー(この発想が素晴らしい!)に参加して、彼の熱い思いに触れて感激し多くのものを学んだ。

豪快にみえて実に繊細。用意周到にして大胆不敵。神出鬼没。それでいてセンスがよくて世の中の流れの嗅覚に秀でている。まさに畏友だ。今日は彼のお宅で毎年恒例の「多摩川、桜と蕎麦の会」。出席者は100人以上? 彼と奥さんのちえこさんの器の大きさ。絶品の蕎麦、柚木きりを堪能した。

今年、こうやって元気に参加できるとは思っていなかっただけに、いしじゅんも僕も感無量。お互い、言葉にしなくてもわかる。