April 11, 2012

ひとつの区切りとして

当分病院を休む事になるので今後のことについて調整や連絡。僕は本当に恵まれていると思う。自分のもっとも信頼している医師に全てを託せられる幸せ。心から心配して僕と家族を支えてくれる友人たち、冷静沈着に事をすすめてくれる優秀なスタッフたち。改めて、ありがたいことだと思う。これからもどうぞよろしく。本当は院内を一回りして全員に挨拶をしたかったのだが、止める事にした。僕のポリシーに合わない。

体調も悪くないし、思いつく限りの連絡とさしあたりやるべきことをやってしまったら、何もやることがなくなっってしまった。帰宅して一人になったらムショウに掃除がしたくなった。もともと使わなくなったピアノ机とかOAデスクと学習机などを粗大ごみで出して「断捨離」する予定だったのだ。この家に越してから12年になるし、これからのことを考えて今年は差し当たりリビングダイニングの家具と配置を換えて大改修をして、。。。などと考えていたのだ。残念ながら大幅な予定変更になってしまったが。

大掃除と地下からテラス裏玄関までの家具移動は大事業ではあったけれど、これをなんとか一人で達成。やれるではないか、まだまだ(笑)。そのほかキッチンのフィルターを交換したりコンロ周りを磨いたり、一所懸命掃除したらとてもすっきりした。もともと掃除は大好きなのだ。いろんな事を考えつついろんな人の事を思いつつ。

昨日は家族そろって食事をした。みんなで普通の食事をワイワイがやがやと姦しいながらも楽しい「ふつうの」食事をした。みんな忙しく食事時間もバラバラになりがちなので、こうやって皆で食べるのはなかなか大変なのだ。僕のリクエストを聞いてもらい餃子。みんなで作ってくれた餃子は世界中のどこの店の料理より美味い。まあ、別に最期の晩餐でもあるまいし。でもこうやって皆でふつうに食事をしたことで、僕的にはひとつの区切りをつけられた感じがした。何も言わないみんなの心遣いがうれしかった。

これまでと明日からは明らかに違う。「医師」から「患者」になるのだ。