毎年恒例のキャンドルサービス。看護部が中心となって心のこもった手作りのカードを渡しにキャンドルを灯して入院中の患者さんのところにうかがう。患者さんの顔がぱーっと明るくなり微笑んで頂いた時、彼女たちの微笑みがさらに明るく輝く。病んだ人を癒し,喜んでもらえるために本当に彼らは献身的に仕事をする「看護」のプロ。それがナース。仕事は過酷で常に緊張を強いられる。体力的にも精神的にもタフでなければできない、ハードな職業だ。ナイチンゲール憲章を開くまでもなく、看護の基本の精神は博愛だ。ジェンダーの難しいことは置いておいてナースの本質は母性だと思う。医師が科学(理系)偏重の医学教育で医療を学び、「父性」的な立場で仕事(いうまでもなくそのパターナリズムには問題が多い)をするのに対し、ナースはまず文学(文系)とか(精神論や宗教や哲学)から学びに入り、技術としての科学的な看護を「実践する」ことでキャリアを積む。
「あなたはナースのことを理解しようとしていない。ハナから医師の方がエラいと思っている」云々と僕の発言に対して、ナースであるかみさんから指摘されて、それが引き金となって若い頃はよく喧嘩をしたものだけれど。
さはさりながら、うちの天使達は本当に素晴らしい。