November 3, 2011

とっとこ歩いた文化の日

当直明け。1時過ぎに診察ベッドの上で仮眠をとるべく横になってから、6時過ぎまで起こされずに眠れた。ただ、幅の狭い診察ベッドなので寝返りがうてないので眠りは浅くうつらうつらで目覚めたときは肩から腰にかけてダルい感じ。まあ、歳には敵わないなあ。若い頃は横になって寝られるだけで100%疲労回復できたんだけれど。あのころは患者搬送用のストレッチャーやら、事務椅子を並べて横になったり、ひどい時にはICUの床で眠ったものだ(遠い目)。7時頃来た救急車の対応をしてから、回診。昨夜の入院や面談をしているうちにあっという間に10時過ぎになってしまった。ふと思い立ち、都内中心部に向かってウォーキングすることに。ネットで検索すると神保町まで16kmくらい。2時間半くらいで歩くには丁度いい距離。奥沢から都立大を通り、駒沢通りを抜けて中目黒、代官山、渋谷をかすって246を抜け赤坂へ。弁慶橋を通って麹町を抜け靖国神社でお参りしてから神保町。ノンストップで2時間半。15kmくらいは全然楽勝で自信がついた。今日のコースは、子供の頃から土地勘のある場所で、あらためて歩いてみると、いかに東京という都市が複合的で文化的で魅力的な場所であるか実感できる。東京の持つ文化的な深さと厚みはアジアの他都市との比較するまでもなく圧倒的だ。ソウルや台北がどんなにがんばってもかなわない時間的空間的な「差」がある。彼らが憧れるのがこうやって歩いてみるとよくわかる。遅めの昼ご飯は神保町の共栄堂で、いつものスマトラカレー(チキン)とビール(最高!)。いつものように「カレー多め&ご飯控えめ&スープ追加」。ささやかな自分へのご褒美。ジムのサウナ&お風呂に寄ってから帰宅。夜はマッサージチェアに揺られながら、内田樹の「最終講義」再読。このおっさん(内田先輩)、やぱり視点の自由度と思索の深さがすごい。こういう人の考えることに政治家が耳を傾けるような「賢人政治」が実現する事はないのだろうか?