助けあいジャパン

October 19, 2011

ブログとFBの立ち位置と距離感

「いますぐ書け、の文章法」(堀井憲一郎 ちくま新書)。実践的文章法。この人(ほりけん)の文章は文春の連載で毎週読んでいて、人に読ませる(興味を持たせて最後まで読ませる)文章がいつも巧いなあと感心していたので、蟇田さんのFBで紹介されていて早速購入することにした。

一言で言えば、読んでくれる「客」を常に意識して書けということ。人は自分の立っている場所から自分の頭だけを使って想像するクセがついている。その視点からどれだけ離れられるか?と。自分が書く事と人に読ませる事の「矛盾」を知り、妥協点とバランスをどこにもってくるか?その意識改革について強調している。ふむふむなるほど。通勤の2−3時間で読み切れる本だけれど、主張していることがシンプルで参考になった。

僕はここの文章も自分のためだけに書いているつもりだけれど、これは建前だ。実際には人の目を意識せざるを得ない。それもかなりの部分で。多分に「ええかっこし」になっているだろう。自分に都合の悪い事は極力書かないし(笑)、ブログとかFBとかHPとかで書き散らかした極私的な駄文であっても、自分の私生活やら価値観やら考え方やらを公衆に「ストリップ」していることで、「予想もしなかった誤解」(いい意味でも悪い意味でも)を受ける事があるからだ。

その意味から、個人ブログは従来の私的な(人に見せないクローズドの)日記と似て異なるものなのだ。自宅の窓を大きく開けて、自由に振る舞っているところを他人に観られても別にいいや・・・くらいのコンテンツと距離感というか。だからかなりリラックスしていてもパンツは脱がない。せいぜい短パン&Tシャツくらいの服は着ているつもりで振る舞っている。そして、個人ブログはブログなりの、FBはFBなりの微妙な立ち位置や距離感の違いがある。

大体15分くらいで毎晩書いているこのログも、もう少し起承転結を意識して書いてみるか。ネタはいくらでもあるし。
Powered By Blogger