October 15, 2011

惚れたくて行くのに肩すかしもあれば、偶然の出会いに心ときめく事もある

映画とか、小説とか、舞台とかのエンターテインメント系の「設定」や「筋書き」に、わりと素直に(簡単に)騙される方だと思う。というか、作者の「思うつぼ」に出来る事なら嵌りたくて、それがどんなもんだろう?という好奇心に対してお金を出していると思う。人生の折り返し地点を越えた齢を重ねてくると、これがなかなか簡単じゃなくなってきて、底の浅いプロットや表現ではなかなか「感動」することが少なくなってきている。

ただ、最近自分が変わってきたなと感じているのは、ちょっと前だったら「けっ!」とか言いながら席を立っていたものであっても、最後まで余裕を持って観られる(あるいは我慢できる)ようになってきていること。今まで自分が感じていたことの「さらに奥」に「もしかしたら何かあるかも?」という気になるのだ。まさに老成したってことか。そういえば、先日の文壇の方達の世界もそうなんだろうな、という感じがする。浅田次郎さんにしても筒井康隆さんにしても、以前だったら取っ組み合いの喧嘩くらいはしそうな血気盛んな時期を僕らはファンとして観ているから。彼らも「丸くなった」という事なんだろう。

上妻先生の華麗なテクニックの歯科治療の後はジムに寄り、久しぶりだったけれど全然楽勝で20本1000m。おおっ、そういえば帰路近くのケンネルにいたトイプードルの♂仔犬が可愛くて、ちょっとぐぐぐっと来てしまった。つぶらな瞳がかわゆいのだ。じっと見つめられたら惚れてまうがな。。。明日また観に行っちゃおうかな。やばし。