March 15, 2011

「震災前・震災後」の日本人の生活の変化を予感する

明朝は計画停電の開始が6:20からの予定だったので、病院に泊まって準備するつもりだったけれど、19時前に防災放送と東電からの連絡で停電は回避とのこと。その事自体は喜ばしいことではあるけれど、本当に電力事情は大丈夫なんだろうか?こんな綱渡りの日々がどこまで続くのだろう?でも、僕ら社会の中心で動いているおっさんたちが、オタオタしていたらマズい。先が見えない時こそ「ケ・セラセラ」と上を向いて進むしかないのだ。

夜の街を歩いて帰宅したら、街が節電でいつもより随分暗い。たしかに暗いのだけれど、不便なほどじゃない。今までが異様に明るすぎたんだな、きっと。それに街が異様に静かだ。でも、それも世界の日本以外の大部分の国の都市からすれば「当たり前」の静けさだ。つまり、今までの「真夜中まで眠らない街」っていうのが異常だったのかも。夜は家に帰り夕食を食べて家族と静かに過ごす。そんな当たり前のことを僕らが忘れていただけなのかもしれない。この先、当分の間続くであろうこの状況がきっかけとなって、日本人の新しい生活が生まれる予感がする。きっと太平洋戦争の「戦前・戦後」のように、「震災前・震災後」みたいな、生活の価値観の大変換があるだろう。どっちがいいとか悪いとかではなく、「変わる」のだ。

今日、共感したブログ: 被災者の役に立ちたいと思っている若者たちへ
http://chodo.posterous.com/45938410
まったく同感だ。現地の人たちのために役に立ちたいと思っている医師や看護師を初めとした医療従事者はたくさんいる。でも、今はまだその時じゃない。まだまだ延々と続く復興の過程で僕らが出来ることは山ほどあるはずだ。焦らずじっくりと今は自分たちに出来る事をやり続けよう。

石原都知事の発言。リーダーたる者、こんな発言をしてしまってはいけない。鋭い分析だ。