September 25, 2010

人魚姫の話

夏休み。朝はちょっとゆっくりめに起床。先日の雨が暑かった今年の夏の記憶を洗い流してしまったみたいだ。秋分の日を境にはっきりと秋になった。午前中はどんより曇り空だったけれど、昼前からからりと晴れ上がって秋空。
ちょっと涼しい曇り空の朝>風が吹いて>昼前からカラリと晴れ上がる>乾燥した空気と陽射しの強さ>午後から急速に涼しくなる>夜。
このパターンって、南カリフォルニアの海沿いの気候と同じ。午前中はネットと原稿の下書き。黒龍で「サンマー麺(横浜名物野菜タップリうまに麵)」のあと、有燐堂で2時間過ごしてしまった。時間を気にせずに本屋さんを徘徊する至福の時間。実は午後からはやぶさ号でちょっと遠出をして某所にご飯を食べに行こうと思っていたのだが、気が変わった。夜は自由が丘で買い物していたかみさん&ゆっつんと落ち合って、名店「とよ田」。連荘で絶品の鶏料理(笑)。帰路、ゆっつんにおねだりされてしまい、ささやかな散財。

おお、そういえば、今日の本屋さんで山崎ナオコーラのエッセイ「指先からソーダ」を立ち読みしていて、妙に気になった部分。人魚姫の話。「伝わらない」ということが、ドラマの一つの大きなテーマって話。

「人魚姫」のストーリーって王子に恋をした人魚姫が、足を魔女からもらうことと引き換えに声を失う(つまり、告白できなくなってしまった)という哀しい話だったっけな?って思ったんだけれど、調べてみるとアンデルセンの本編はもっとリアルで複雑だったんだね。

=========(Wikipediaより一部引用)
人魚の王の6人の娘たちの内、末の姫は15歳の誕生日に昇っていった海の上で、船の上にいる美しい人間の王子を目にする。嵐に遭い難破した船から王子を救い出した人魚姫は、王子に恋をする。人魚姫は海の魔女の家を訪れ、声と引き換えに尻尾を人間の足に変える飲み薬を貰う。その時に、「もし王子が他の娘と結婚するような事になれば、姫は海の泡となって消えてしまう」と警告を受ける。更に人間の足だと歩く度にナイフで抉られるような痛みを感じる事になるとも・・・。

王子と一緒に御殿で暮らせるようになった人魚姫であったが、声を失った人魚姫は王子を救った出来事を話す事が出来ず、王子は人魚姫が命の恩人である事に気付かない。そのうちに事実は捻じ曲がり、王子は偶然浜を通りかかった娘が命の恩人と勘違いしてしまい、やがて王子と娘との結婚が決まる。

悲嘆に暮れる人魚姫の前に現れた姫の姉たちが、髪と引き換えに海の魔女に貰った短剣を差し出し、王子の流した血で人魚の姿に戻れる事を教える。愛する王子を殺す事の出来ない人魚姫は死を選び、海に身を投げて泡に姿を変え、空気の精となって天国へ昇っていった。
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「ごんぎつね」の童話も調べてみようっと。