猛暑が続いている。来月号のニュースレターのコラムを考えていて、昭和40年代の夏のことを思い出していた。
日本がまだ貧しく皆が「明るい明日」を信じて頑張っていた時代だったのかもしれない。
夏は暑くてアタリマエ。クーラーが一家に一台普及するかしないかの時代。冷房が効いている場所は公共施設ばかりだった。
扇風機、団扇&扇子、夕方に縁側の水やり、暑い盛りの行水、日陰で飲む麦茶、井戸水で「冷やした」スイカ。
蚊帳、蚊取り線香、プールからの帰り道の倦怠感・・・懐かしい情景がフラッシュバックした。
それにしても、あの頃は30度を越える日が「稀」だったのに、いつのまにか東京は亜熱帯になってしまった。
あの時代の日本の夏もたしかに高温多湿で暑かったけれど、実際にはエアコンなしで耐えられないほどではなかった。
ノスタルジックな記憶に浸っているとはいえ、この夏の暑さは・・・耐えられる、往なせる、共存できるタイプの暑さではないわ(笑)。
身体のほうが常時エアコン漬けで鈍ってしまったんだろうか?
今夜もエアコンを使って眠る事になりそう。