June 23, 2010

幸せな国の不幸せな人たち

さとなおくんのブログ「さなメモ」の主張に全く同感。彼の発言に対するTwitterの反応にも共感多し。
「いい国に生まれたのだということ」
「日本のパスポートは最強らしい」
「続・日本のパスポートは最強らしい」

そう、僕も常々思っていたのだ。日本に生まれ育ち、今平和で安楽なこの国で生活している事の幸せを、僕ら日本人はもっと感謝するべきだと。日本中の人たちに、いかに我々が素晴らしい環境で生活できているのかを、行政もマスコミも、もっと主張するべきなのだ。それなのに常に自虐的な報道をするメディアや、危機を煽ってネガティヴな主張ばかりする政治家達。大人達がみんな下を向いて生活していたら、子供達は未来に夢を持てないだろう。これでは社会全体が負のスパイラルに嵌ってしまうしかないではないか。

若い頃の大切な時期に、海外で生活した体験も影響しているかもしれない。アメリカでもニュジーランドでも生活できる国家資格を取得したにもかかわらず、あえてあの時日本で生活する事をチョイスしたのは、家族を持ち日常の生活をするにはやはり日本が最高であると思ったからだ。逆説的に言えば、資格を取ったのはこれらの国で生活できる「自由度」を持った上で、日本を選択したかったのだと思う。

他の悲惨な国と比較して、自分の幸せ度を計るのは無意味かもしれない。でも相対的な幸せ度でも、客観的な指標として示されなければ、自信を喪失した日本人にとって、自分たちの置かれたラッキーな状況を実感できないのだろう。それはそれで意味がある事ではないか。