May 20, 2010

デブハゲなんだけどカッコいい


「パリより愛をこめて(From Paris With Love)」 なんだかダサダサのタイトル(笑)なんだけれど、B級アクション映画としては定石をしっかり抑えていて、それなりに満足できる映画だった。もうちょっと色気というかエッチ系のストーリーが絡めば完璧なんだけどな(爆)。とはいえ、この手の映画にありがちな過剰な「男臭さ」とか「汗臭さ」は抑えてあって、その辺りは新しいかも。

パリで起こる暗殺テロ事件に立ち向かうヒーロー達のストーリー。かなりデブってスキンヘッドのジョン・トラボルタが、クレージーでアドレナリン出まくりのCIAエージェント:チャーリー・ワックス役。どうしてもこの人は「サタデーナイトフィーバー」のイメージは払拭できなくて、シリアスな役とかコメディーとか犯罪者役とか、今までさんざんトライしてた印象なんだけれど、やっと立派なオッサンになっていい味が出てきた気がする。「狂気」をよく出していてこの映画の中心の魅力的なキャラ。主役のジョナサン・リース・マイヤースは線細のアメリカ大使館員&見習いCIAエージェントのリース役。この神経質そうでいてなかなかタフな男の設定で、上手く演じている。今後続編ができるとすれば、どんな風に変わっていくのか楽しみ。ストーリーとしては単純明快。なんといってもリュック・ベンソン脚本だもん。予想通りのカーアクション&車壊し&ピストル撃ちまくりの残酷場面満載。ちょっと肩が凝る感じ。監督は、去年の台湾旅行の機内で観た「96時間」のピエール・モレノ監督。ほほう、って感じだった。帰路10本500mで〆。