我が家の次女ゆっつんは就活中。就職超氷河期ということらしい。いろんな企業のOBを訪問して話を聞きに行ったり、セミナーや説明会に出席したり、連日忙しそうにしている。企業の求職の情報収集はもちろん、エントリーのアプリケーションフォームや連絡も、最近ではほとんどはネットで行われるんだね。へーー。まあアタリマエといえば当たり前なのだけれど。
彼女がこのところ、毎晩遅くまで取り組んでいるのが、エントリーシート(ESというそうな)の質問や課題に対する文章作り。いわく「あなたが大学時代取り組んだことは何ですか?」とか「我が社で貴方は何をしたいですか?」とか、「貴方の長所と短所は?」とか。
まあ採用する責任者トップが僕の世代(だいたい部長&役員一歩手前クラス)だろうから、彼らの意図みたいなものは判る気がする。でも二十歳を過ぎたばかりの若者達にとって、ESに書く程度の内容っていうのは、そんなに差が出来る訳ないってことも、実は判っているハズなんだ。学生時代クラブ活動で頑張りましたっていっても、運動部なら誰もが知っているタイトルを取るくらいじゃなければ、タカが知れているし、アルバイトを頑張りました、なんていうのは当たり前のことで目にも留まらないだろう。さらに、自己アピールに関しては「学生時代サハラ砂漠を徒歩で横断しました」とか、「アラブの王族とは幼なじみの友達です」とかのレベルじゃなければ(笑)、無視されるだろう。海外の留学に関しても今時は珍しくもないし箔付けにもならない。ウソを書く学生がいたとしても即座にバレる。
つまり学生がウリと思っていることと、企業サイドの注目することの目線の違いがある気がする。人気企業は何千人も申し込むから、採用担当者の「目に留まる」程度に目立つ必要があるけれど、それ以上でもそれ以下でもないと思うのだ。じゃ、その裏の意図っていうのは何かというと、我が社はちゃんと志願者に向き合ってますというポーズ。さらに、本当に採用したい人材を探すための面接の前の「足切り」目的だろう。もちろん、ゆっつんが頑張っているのを否定しているのではなく、むしろ応援しているのではあるけれどES程度で悩むくらいなら、その企業とは縁がないのかもしれないので、すぱっと頭を切り替えて面接の練習でもしたほうがいいかもね(笑)。ま、Show me your best! さらに、昨日・今日と試験を受けている長女かなP。彼女の場合には勉強の成果がそのまま出るので Good Luck to you!
つまり、Show us your best luck! 二人まとめて。
昨夜は久しぶりに夜中の緊急コールで2時過ぎに病院へ。帰宅は5時すぎ。目が冴えてしまい起きていたら、昼夜逆転気味。来週はイベントてんこもり、週末はちょい遠出で忙しそうなので英気を養わねば。