May 29, 2009

ムラカミハルキ&スガシカオ


本棚にあった「意味がなければスイングはない」(ムラカミハルキ)を、ふと思い立ち再読。今日も忙しい金曜日で、やっと作れた20分間の昼休みの間にスガシカオの項を読みたくなったのだ。ムラカミハルキが日本のアーティストをこのように真正面から論評し、「賞賛する」というのは非常に珍しいことだ。

ムラカミハルキにスガシカオを賞賛されると、なぜかすごくうれしくなる。なぜだろ?

スガシカオの世界とムラカミハルキの世界の共通項は、「外の世界を意識しつつ閉ざされた世界」「モノトーン」「硬質で残酷で醒めた視点」「あるかもしれない感覚」「リズム&ブルース」「一人っ子感覚」「消毒に対する近親相姦的な嫌悪感」「お気に入りのおもちゃを自分で壊してしまう(分解してしまう)感覚」「独り言」などなど。

早速、今日発売のムラカミハルキの新刊「1Q84」を、アマゾンでオーダーした。おおっ、新潮社。タカノブ(幼なじみ)元気かな?