ばあさん98歳大往生のお通夜は滞りなく執り行われた。さすがに苦痛なく生き抜いた最期の大往生なので、親戚一同、安堵の表情で非常に穏やかかつ和やかなお通夜。本当に幸せな人生だと思う。
自分が産んだ6男2女の娘&息子とその夫婦、僕ら孫世代も11人、ひ孫世代に至っては何人いるんだろう?当たり前の話だけれど、このばあさん&じいさんが出会わなければ、今日参列した人間はこの世に存在しないわけで、血縁というもの(それがどれだけ意味のあるものなのかはわからないけど)の不思議さに思いを馳せる。共通のDNAを持つ連帯意識という安心感というか。日頃あまり付き合いのない親戚たち(特にいとこや甥姪)が意外にも近く職場や住まいが近かったりしてびっくりする。昔からわりとクールというか、親戚付き合いがいいと言えない(といってもごく普通だと思うけど)僕ら夫婦も、こんな場に出るとその重みを感じることになる。
DNAの流れは永遠なのだ。
それと、この年齢になると葬式に出ると、自分の死の場面を意識せざる得ない。以前のブログにも書いたけれど、どんな生き方をするかは現在進行形で常に考え続けているけど、未来仮定形で自分がどんな死に方をするかについて、具体的に想像するのだ。ポジティブな意味でね。