先日このブログでも「スターの休日」について書いたけど、今日は「スターの食事」について(笑)思い出したネタがあるので書いておこう。
小学生のころ読んだ雑誌(たぶん「明星」だと思います)で、当時の大スター小林旭さんのロケ現場だったか舞台の楽屋のレポートがあって、「スターの食事」というコーナーで彼の楽屋での食事が紹介されていた。
彼曰く、「僕はいつも中華屋さんのメニューを{全部}頼んで、「一口ずつ」食べるんだ。たとえば、餃子一個、肉団子一個、野菜炒め一口、やきそば一口・・・みたいにね。」と。写真付で「これがアキラ流」とか書いてあって(爆)、この記事を読んだ少年の僕はぶっ飛んだわけです。「すっ、すごいっ!やっぱりスターは考えることが違う。それにしても、出前を持ってくる中華屋さんも迷惑だろうだし、もったいないなぁ・・・」と(爆)。なぜかその後ずーっと僕の記憶に残っていて、「小林旭=出前全部オーダー」というイメージがインプットされてしまった。そのくらい「衝撃的な記事」だったんでしょうね、当時の僕にとっては。
Time goes by...それから数十年経って
数年前、たまたま小林旭さんと何回かお話する機会があって、直接ご本人に聞きいてみました。
「あのう・・・数十年前、僕は雑誌で読んだんですが・・・本当ですか?その話(笑)」って。もちろん言外に「そんなワケないですよね」っていう確認の意味をこめて。
ご本人と奥様は大笑い。「ははは。まんざらウソでもないけど、当時だって「全部もってこい!」なんてやりませんよ、さすがに」ですって(笑)。まあ、雑誌っていうのは勝手に書いちゃうんでねぇ・・・なんてフォローもしていたけど。
やっぱ、本当だったんだぁ!この話っていうのは、その後の「小林旭伝説」のひとつになっているらしい。もしかしたら、アキラならやるかも・・・って思わせるキャラだったんだろうな、当時は。