March 23, 2008

パスタ・ボロネーゼ

昨日に引き続き気持ちのいい春の休日。午前中は原稿書きをしたりテラスの手入れなど。自宅前の桜並木を見ると開花している。テラスのチューリップや水仙もぐんぐん伸びてつぼみが膨らんでいる。花咲くその日のためにエネルギーを蓄えているみたいだ。それらを眺めているだけでなんだかわくわくうきうきした幸せな気分になる。自然は偉大だ。テラスの鉢植えの植え替えをいくつか済ませてからジムへ。今日のプールは何故かがらがらでレーンを独り占めして気持ちよく20本1000m。昨日の20kmウォーキングの影響でちょっと腰が張っていたけど泳いだらスッキリした感じ。遅めの昼食は久しぶりに一龍にて。

さて、今日の朝かみさんと三女と相談(長女次女はそれぞれ外出中)して、今夜はボロネーゼにすることにした。料理することが好きだ。料理はとてもクリエーティヴな作業だと思うし、その意味から僕はプロの料理人をレスペクトする。最近では料理本がいろいろあって、眺めるだけで楽しいので、いつのまにか僕の本棚にはかなりの数の料理本が並んでいる。それをぱらぱらとめくりながら、どんな料理するかをイメージするのも休日の楽しみ。基本的にはその日に自分が食べたい料理をするので、ある意味自分勝手。かみさんに言わせれば「あなたの道楽のひとつ」ということになる。まったく同感(爆)。

ボロネーズ(ラグー)のお手本は、西川治さんの「極意の料理」。いわゆる男の料理本の草分け的な本。西川さんはプロのカメラマンだけあって載っている写真がどれもおいしそう。レシピも和・洋・中のB級料理が中心ですごく参考になる。ここ10年来僕はここで紹介されている料理をお手本にしてきたので、本はボロボロ(笑)。西川治さんの本は「世界ぐるっと朝食紀行」(新潮社文庫)とかも面白い。

さて本題。今日のレシピ。西川師匠のレシピを僕なりに工夫したラグーの作り方。

①玉ねぎ2個、セロリ1本、にんじん2本、ピーマン2個、パセリ半束をフードプロセッサーで粗めにみじん切りにする。
②オリーブオイル大匙3杯でニンニク4片をみじん切りにしたものと輪切り唐辛子少々を、アーリオオーリオの要領でフライパンで炒めてから①を投入。さらにバター50g(好みで。僕は少なめ)を加え弱火で1時間飴色になるまでじっくり炒める。
③②にブロックベーコン150gを投入してさらに30分間くらい。ココからは強火で水気を抜く作業。中身はくたくた状態となったら、赤ワイン1/2ビン投入。今日はチリ産のソーヴィニオン・ブランの安いやつ(SUNRISE,850円)を使用して、焦げ目をこそぎ落とす作業を残りのワインを呑みながら(笑)。ここでも強火でアルコールを飛ばす。これもコツ。
④鍋(ル・クルーゼ22cm鍋)に移し変えて、ベイリーフ2枚を加える。淵や底に焦げ目ができるので、それをこまめにこそぎ落とす。コレがひとつのコツだと思う。
⑤ブイヨン(今日はマギーを使用)2個を溶いた水200mlを加えたら、最小の弱火でコトコト煮込む。
⑥③のフライパンにオリーブオイルとニンニクの粉末少々。そこに粗めに挽いてもらった牛肉挽肉400gを入れて焦げ目がつくくらいカリカリにいためる。そこにワインを加えてさらに「焦げ目のこそぎ落とし」作業。
⑦いい加減飽きたころ(笑、大体15分間くらい)になったら、⑥を⑤に投入。
⑧チャンキートマト1缶(今夜はデル・モンテ)とフレッシュトマト4個の乱切りを⑦に投入。ふふふ、この辺でラグーらしくなってくる。後はひたすらル・クルーゼの対流を信じて放って置く。たまになべ底を木へらですくって空気を入れる。約1時間。途中のビールとワインでかなりいい気分になる。
⑨味付けは塩胡椒、蜂蜜大匙4杯、牛乳50ml、トマトケチャップ少々、隠し味に濃口醤油を適量(これもコツか?)を加え、イタリアンパセリ(今夜は粉末)を散らす。実はこの段階でパクチー(香菜)をのせてみたら面白そうだなと思っていたのだけれど、かみさん&娘達がパクチー嫌いなのでやめることにする。その後は水分を抜くように弱火でひたすらコトコト煮込む。ブラウンマッシュルーム2箱(20個くらい)を投入し、おおよそ20分間で完成!
⑩今夜はスパゲッティで楽しみました。ペンネやきしめんみたいなパスタ(名前忘れた)もおいしい。

自分で書くのもナンだけど、今夜も絶品でした。⑪ちなみに鍋の半分は冷凍へ。後日このラグーを使ってラザニャを作ってもおいしいので。

総工程4時間ちょっと。大量に作るほうがおいしい!とは、西川師匠の言葉。彼の本ではこのレシピの倍量を作っているようだ。一般家庭では半分で十分だと思う。そんなに難しくなく満足いく味のラグーができるので、お試しあれ。ちゃんちゃん(^o^)