August 24, 2013

「それどころじゃない」

「それどころじゃない」という言い方
「それどころ」ってどんな所か?という疑問。

(あとに打消しや反語の表現を伴って)
とてもその程度ではないの意を表す。
例として「―の騒ぎではない」「君に文句などない。
―か感謝したい気持ちだ」

英語では
that's out of the question
it's just not possible
がニュアンス近いとされるが
ちょっと違う感じもある。

しばしば、何かを「出来ない理由」の
excuseとして使われる。

人生の時間は
どの人にも限りがある、という
アタリマエの視点に立つと
すべてに優先すべきことは
「今現在やっている事」を
「生きているうちに」精一杯やりなさい
ということだろう

それも、あんまりのんびりしていると
「時間切れ」になる

誰もが「それどころ」じゃない状況なのに
みんなギリギリ精一杯、生きている

誰もが元気いっぱいニコニコと
太陽に手をかざさないまでも
一所懸命なのだ

死んでしまったら
「おしまい」
英語的に言えば
死ぬというのは
人生の「時間枠」が
expire (expired)した
と表現する

死に直面すると
残された時間が愛おしくなる
(負け惜しみではなく人は皆、死に直面しているのだから)

それどころでなくなる
「それ」とは何か?

人生には何が起るかわからない
だから面白い
「それどころじゃない」事態が
自分に起ってみて、
初めて自覚する(できる)ものなのだ

元気な時には
意識しないし
考えもしないけれど
何かをやると決意すれば
決して時間をムダにはできない

大それた事をしたいのではなく
淡々粛々と