July 23, 2013

どうせ降るなら土砂降りの雨

カミングアウトしておこう。
この曲はフィクションではあるけれど、実は亡くなったオヤジのことを書いている。彼の晩年の事を思うと、とても辛い経験だったが、この歌を書いたことで気持ちが整理できた気がする。ライブで歌っていると、様々な想いがこみ上げてきて、毎回泣きそうになる。事情を知っているはずなのに、相方の篠根丈二は、何も聞かず何も言わず、この曲の作曲とアレンジをやってくれた。彼の心遣いが有り難かった。
原詩は「春の嵐」、季節は違うけれどあの日も今日のような豪雨だった。

DanがYoutubeにアップしてくれました。

春の嵐
作詞:松村光芳 作曲:篠根丈二

1)
投げつけられた言葉に
すぐに身を構え
甘かった自分に
腹を立てる余裕さえなかった

今まで積み上げて来た
ものをすべて捨てて
思い出だけで生きてゆくのは
哀しすぎる

 せめてこの雨に
 想いを込めて
 流した涙も
 苦しかったあの時も

どうせ降るなら土砂降りの雨
すべての哀しさを洗い流せ
せめて今夜は土砂降りの雨
すべての空しさを押し流せ

2)
ひび割れた自分の
手をきつく握りしめて
愛してきた人たちに
言葉する余裕さえなかった

いままで積み上げてきた
ものすべて捨てて
思い出だけで生きてゆくのは
哀しすぎる

 せめてこの雨に
 想いを込めて
 流した涙も
 傷ついたあの時も

どうせ降るなら土砂降りの雨
全てのやるせなさを洗い流せ
せめて今夜は土砂降りの雨
すべての哀しさを押し流せ

(間奏)

せめてこの雨に想いを込めて
流した涙も苦しかったあの時も

どうせ降るなら土砂降りの雨
すべての悲しさを洗い流せ
せめて今夜は土砂降りの雨
全ての虚しさを押し流せ

どうせ降るなら土砂降りの雨
全ての悲しさを洗い流せ
せめて今夜は土砂降りの雨
全ての虚しさを押し流せ