June 2, 2013

どこかで見ている神様へ

痛風を甘く見ていた

医師としての30年の経験、知識と
患者としての体験は
全く違う
解っていたつもりで
全然判ってなかった

尿酸塩が沈着した急性関節炎。
安静と消炎鎮痛剤がすぐに効くはずだ
いまはとにかく
嵐の去るのを待っていればいい
時間とともに「楽になる」はずだ

の、はずだった。

ところが古今東西謂われるような
「風が吹いても痛む」という比喩は
そんなに甘いもんではなかった
先人達の言葉にウソはない
痛みだすと「声が出ないほど」痛いのだ。

関節炎だから持続的に痛いのだと
思い込んでいたが、それはそれ。
それとは別に
ピンポイントでも攻めて来る
これが想定外だった
多発テロ的なのだ
これが辛い
誇張ではない。

ぎりぎりぎり、ぎしぎしぎし
何の予告もなく
ぎりぎり、ぎしぎし、ぎりぎし

錐で刺されるように、
骨が悲鳴をあげるように、
骨折したんじゃないか思うような痛み

ははは、まーくさん痛風ですか、お気の毒に。
美味しいもの食べ過ぎですねえ(ぷぷっ)
ま、当分食事制限ですね。。。
外野&サポーターの声多し

何てこった!
よりによって、脳腫瘍の治療の
真っ最中のこんな時に
悔しい&悲しい

痛いのはイヤだ
我慢するのは、もっとイヤだ

でも美味しいもの食べてなんぼの人生だ!なんて
エラそうなこと言っていた手前
実に恥ずかしい
実に情けないけど

神様(仏様)は
どこかで見てるんだって
思った

消炎鎮痛剤を服用することにします
ごめんなさい、かみさま(笑)
ちょっとだけ反省してます