March 22, 2013

1年、そして桜





春の風が吹き始め
桜の蕾がほっこりと膨らみ
季節の狭間の月が
中空で揺れてる

この自然の巧妙な
「理」とか「科学」の不思議

今僕らの感じている
「世界」は
ごくごく一部でしかないという
不可思議な因果律

僕らの舌足らずで
未熟な言葉は
沈黙する

みんな解ったような顔をして
訳知り顔に生きているけれど
実は誰も何にも解っていない

何を解っていないのかも
解っていない

そんなものなのだ

(original 4-6-2012, revised 3-22-2023)
昨年の桜・砧公園にて撮影。

すごく不思議なのは、
この詩を昨年4/6の桜を愛でながら書いたこと。