ということで、先週混んでいて断念した「湯けむりの庄」宮前平に行ってきた。今まで機会がなく初訪問。清潔だし快適だし、設備も素晴らしい(全国温泉ランキング3年連続第1位!)し、至れり尽くせりのサービス。本当に素晴らしい。天然温泉なので湯冷めしない。快適なチェアがあって一眠りした。出てから2時間くらい汗をかくくらい温かかった。なお、外出してお風呂に行くのは、最近の「冒険シリーズ」のひとつ。外出先で立ちくらみでも起こしてはマズイのでちょっとドキドキではあったけど、お陰様でミッション・コンプリート(笑)。
天然温泉が日本の「湯治」文化の起源だろう。大昔から日本は火山列島としての宿命を背負って温泉と生活してきた。延々脈々と続くお風呂リゾート文化。老弱男女、身分の貴賎や差別の少ない、お風呂礼賛主義。素晴らしいのは、日本が入浴という習慣を文化にまで高めたことで、飛鳥薬王院時代から近代・現代まで遡れば日本のエンターテインメント論が展開できそうだ(どこかにあったなあ)。
台湾にも北投(ペイトウ)温泉とかあるし、韓国も温泉があるみたいだけど、やはり日本人のお風呂好きが飛び抜けてる。そういえばLA時代わざわざヴェンチュラ辺りまで温泉に入るためにドライブしたり、ニュージランド時代にはロトルアとか温泉郷まで車を飛ばしたり、懐かしい思い出。
サウナ文化があるフィンランドもあるし、我が先頭を切ってお風呂外交をすすめるべきだ。長い歴史の培った日本人特有のサービス精神と工夫が生んだ世界に冠たるお風呂文化が、日本人のDNAにはしっかりと組み込まれているのだ。日中韓との対話の緒は、ひと風呂浴びてビールで乾杯すれは絶対うまく行くはず。あ、こんどの韓国大統領は女性だった。竹島問題は別枠で。