January 2, 2013

優秀な人達

小学校から大学、医師になってからも、さらに社会に出てからも、多くの「優秀」と言われる人たちを見てきた。そして常に「上には上がいる」ということを学んだ。

僕らのような常人レベルを、完全に超越した才能と力量をもった人たちが、世界にはいくらでもいるのだ。本当にキリがないくらい上がある。それでがっくりしていても仕方ない。本当に「出来る人」は何をやってもできる人なのだ。でも負け惜しみをいえば、みんながみんなイチローになれるわけではないし、出来る人が必ずしも幸せになれるわけでもない(と思う<笑)。

我々「普通の人」にとっては地道に努力することが結局は近道で、大学受験なんて一番わかりやすい例だ。特別な才能は要らないし、ある程度の努力でそこそこの結果を得られるわけで、勉強してシコシコと地味に力を蓄えるしかない。後はある程度の勘と解答テクニックか。とにかくどんな試験でも点数を取ることなんて「なんてことはない」マターなのだ。多くの受験生はそこを勘違いするんだけれど。

努力して高得点を取れる人たちと、ここでいう3−5%の「天才たち」は全然違う。彼らは例外なく「すごいこと」をあっさりと「ふつうにできる」のだ。彼らは受験勉強なんてハナから問題にしていない。こういう人たちには彼らには日本の教育システムの枠を超えて飛び級なんかもっと進めて、どんどん成長してもらいたいと思う。それが世のためになるわけだから。

ということで、ここ2−3年くらいで少し潮流が変わった様に感じている。311とFUKUSHIMAを経験して日本人のDNAに組み込まれた何かが目覚めた感じというか。
日本の優秀な若い人たち ”promised young” に期待したいと思う。