清涼飲料水(というタームもすごい!)としてのお茶が生まれるまでの苦労には色々とあったんだろう。1985年当時のことを思い出してみると、官庁関係の会合では「お茶が出ていた」のが、その頃から缶入りになった気がする。つまり、それまではお茶は淹れるもので、ジュースみたいにコップに注ぐものではなかった。莫大な利権になったことも想像に難くない。日本だけではなくて、ちょっと遅れて中国、台湾、韓国などアジア諸国も同じ状況だったのだろう。その当時「その国」の「どこにでもあった」お茶を淹れるいうことを改めて見直したのがすごい。「商品」として売り出してしまったこともスゴイ。当時の僕達も「えっ?お茶?ダッセー。」と半信半疑だったのだ。しかし、商品としての素晴らしさが優っていた。日本のどこに行っても入手できる飲料としての「冷たいお茶」のすばらしさを消費者が認めたのだ。今ではほとんどの日本人はお茶は買って飲むものになっている。こういうのを「革命」というのだろう。