携帯電話のなかった時代の話。1970年代後半のこの時代実に面白い。
1980年ころから乱立するコンビニも、1970年代はまだ試験的な営業だったと思う。ただしコンビニの存在でお店でものを買うとか食事をするとか、もっといえばサービスを買うとか、それ以前と以後でははっきりと変わったことは確かだ。
一般的には普通の人は「うちに帰ってご飯を食べ」お茶の間(死語)とう「家族コミニティ」や「ご近所」コミュニティがあり、夜は家で音楽を聴くなり読書をするなり、テレビを観るなり(王道)をしていたのだ。つまりライフスタイルと生活の価値観の変化。
それが1970年代のコンビニ黎明期ころから変わった。バブル前兆。そのちょっと前か。Wikiによるとコンビニの歴史は複雑で社会学的にはまだまだいろんな分析があるんだろうけれど、はっきりしているのは1980年代になった時には僕らはもうすでにコンビニの甘い誘惑からは離れられなくなっていた。世の中がどんどん便利になり(というかコンビニ化し)堪え性がなくなって、「だらしなく」なった。逆説的に言えば「なんでもあり」的な不健康な気持よすぎる便利さ、というか。シニカルすぎか?でも台湾とか韓国とかの町中のコンビニをみてもあ、さもありなんと。便利になったことに文句な全然ないのだけれど。つまり、まず食事が劇的に変わった。それにより画一化から個々の自由度のある生活に大きく変わったのが、1980年なんだろう。生活のリズムが確かに変わった。