April 26, 2012

不思議な感覚

例の頭重感が時々あるくらいで、平穏無事な毎日。痛いとか苦しいとか目の前にあるわけではないので、わりと平々凡々な(あれ?使い方間違ってるか?)に入院生活の時間軸は流れている。お陰様で。

病人になってみて解ったことって、ものすごく多い。医師として30年経った。自分ではそれなりに積み上げて来たもあるし、それなりの自負とこだわりもあった。。。はずなのだけれど…。謙虚さ足りない傲慢な態度だったなあ、と。自分ではそれなりに経験を積んで、一人前のえらそうな口をきいていたけれど、本当の僕はまだまだ未熟で足りない所だらけだったんと。つくづくしみじみ思ったりする。優しいふりをしていただけの口先だけ達者な医師だったって言われても返す言葉もない。自分を卑下するわけでもなく、そういう傲慢な部分ついては、素直に認めます。ああ。

それから、おととい位からの空間認知のアジャストが修正されつつあるのは、このブログを読んでもらえるとわかってもらえるだろう。
じつは新たに数日前からなんとなく朧気に意識していたものが改めて認識できたのだ。
「脳の中の幽霊」だっけ。ちょっと前に話題になった本でたしか著者ばインド人だったと思う。今手元にないので後で確かめよう。難解なんだけれどすごく面白い本だ。言語にできない、すごく不思議な感覚がある(ことがある)。この体験についてはオカルト的でドン引きされるのを承知の上だけれど、何かが見える。というか、見えるわけではなく、気配を感じる、というか。なんとなく「自分以外の存在、気配」を一瞬だけれど、キラリと表現したらいいのか。ふわりと表現したらいいのか、一瞬感じて、すぐにいなくなってしまう何か。身体の右前の上前方。ふわりふわりと。それも一瞬。せいぜい数秒。幻覚とか勘違いではなく、自分だけに感じる何か。一瞬のメッセージというか。

大脳生理学的にはたぶん説明つくであろう感覚。正直、知らなかったらかなり不安になるかもしれないけれど、特に実害はないし面白がってる。
脳は本当に不思議だ

夕方から
けいいちろー、大橋先生
星野君、菅谷君、太田くん