January 5, 2012

「結論はまた来週」

高橋秀実という作家のユニークな視点とシニカルなモノの味方が大好きだ。そして根底に流れる彼の「人間好き」の優しさみたいなものも感じられる。この本はフリーペーパーR25に連載していたコラムの単行本とのこと。「ふふふ」と思わず笑ってしまうようなネタ多し。このフリーペーパーのターゲットの若い読者に対して「ま、こんなこともあるけどさあ。おじさんはこう思うんだ」とか「いろいろあるけど、それほど悲観的になることないよ。オレなんかさ・・・」とか、居心地の良い飲み屋で隣に坐った面白いおっさん(論客)と若者を肴に話をしているみたいだ/w。また、ひとつのネタが短いので、 同時多読ということで読み始めたのは多分昨年秋なんだけれど、今までかかって楽しみながら読了。