さとなお君の「明日のコミュ二ケーション」ー関与する生活者に愛される方法ー
(アスキー新書)が手許に届いた。
ベストセラーとなった彼の前作「明日の広告」の続編。というか、この時間軸の中で随分世の中の状況が変わったのだなあと、しみじみそのスピードに感嘆する。
まずはいつものように目次をパラパラとめくって頭に入れてから、じっくりと楽しんで読みたい。
夜は医師会理事会。帰路、たまプラーザに新しく出来たお店に入った。味はまあまあ、値段もリーズナブルでCP良好。お店について本稿で詳しく書くのは止めておこう。
なんとなしに、隣に坐ったおばちゃん二人の会話に思わず聞き入ってしまった。結論から言えば、詐欺師おばちゃんとターゲットのカモおばちゃんの会話に間違いないのだ。これが実に興味深い会話。
なんとなしに、隣に坐ったおばちゃん二人の会話に思わず聞き入ってしまった。結論から言えば、詐欺師おばちゃんとターゲットのカモおばちゃんの会話に間違いないのだ。これが実に興味深い会話。
カモのおばちゃんの会社や家庭の悩みを聞きつつ、宗教団体がバックにあるに違いない「リンパなんちゃらマッサージーなんちゃら」の勧誘を盛んにする詐欺師のおばちゃん。ちょっとパピプペポの不自然な外国語訛がある。言葉の洪水みたいな怒濤の早口。「XXXさんのすべての厄災は、ご先祖様のご供養をしていないことによるのよ!、リンパなんちゃらのなんちゃらが原因で、この前の先生にマッサージして毒素を出してもらわないと。。。早く目覚めて助かって欲しいの!」と、例によって例のごとく「迷える子羊を救済する私はいい人」演技をしていた。
ふつーに考えればオカシイ。でも、会話の途中におばちゃん達特有の「世間話」やら「愚痴」やら「芸能人ネタ」が鏤められている。
ふつーに考えればオカシイ。でも、会話の途中におばちゃん達特有の「世間話」やら「愚痴」やら「芸能人ネタ」が鏤められている。
「じゃあ、お願いするわ、私コワいのは嫌だから・・・」カモおばちゃん陥落、一丁あがりの顛末。たぶん詐欺師の唇からチロリと赤い舌が出たはずだ。見えなかったけれど、絶対にこのおばちゃん詐欺師は笑ったと思う。この時間20分くらいか。「おばちゃん、本当にコワいのはここからなんだよ」って口に出かかったけれど、さすがにそこまで僕も厚顔無恥ではないので、何も言わずそそくさと退散した。おーこわ。