斎田キャプテンとシーマン高山君の御厚意で毎年恒例のクルージング。もうワクワクして嬉しくて4時過ぎには目覚めてしまった。片倉町で彼のジャギュアーにピックアップしてもらい、湘南シーサイドマリーナへ。そこでじょうじ君&根津さんとかおりちゃんと合流して、出航。
台風一過の海は穏やかで真夏としては過ごしやすい気温で絶好のクルージング日和。気持ちのいい海上を飛ぶように進む斎田新挺。前の挺よりふた周り大きくなったこととパワーが大きいので剛性も高く乗り心地も素晴らしい。なにより安心感がある。途中ちょっとだけ操船させてもらった。わくわく。快調に飛ばし1時間半で伊豆大島に到着。昔から湯河原の吉浜から天気のいい日には眺めていた大島だけれど、ここまで近づいたのは初めて。予想以上に手つかずの大自然があって、火山島であることからかなり雰囲気がニュージーランドの島に似ている。北側の岡本から乳が崎に西方向に回り込み(東南からのうねりが強かったため)、千波崎の沖で停泊。ここでシュノーケリング。三浦半島の海辺とは全然海の色が違って深みのある群青色だ。シュノーケリングで波間に揺れる浮遊感覚。釣り組は大きなイサキや石鯛が釣れた。あっという間にお昼になり、波浮港に上陸。島の東側は大きなうねりで高波だったけれどシーマン達のさすがのテクニックで入港、自然の良港の波浮港内は嘘のように静かで、夏祭りの御神輿をやっていた。
お昼は高山君のご推薦の「大関寿司」へ。地場の魚の尾長とか青鯛の刺し身。あしたばのお浸し、あら汁、直球勝負の握りも美味しかった。
波浮港を散策。この昭和の空気はどーよ。港町の「置屋」だった「みなとや」という史跡を訪れた。なんとも物哀しい空気。昔は漁船の中継地として栄えた港だったとしても、その昔にこんなに離れた島の置屋に売られていった女達と荒くれ男達の物語は、切なく悲しい。小雨まじりのこの小径の写真が撮りたいと思った。いくつかのショット。
出航後、島の東側を北上。海岸線の荒々しい波濤、この手つかずの大自然。気持ちのいい船の揺れで一瞬微睡んでしまった。この季節としてはスゴく凌ぎやすい気温で気持ちのいい風の中を進むクルーザー。至福の時。岡田港の手前でちょっと停泊してシュノーケリングを小1時間楽しんでから、湘南へ戻った。1時間半のクルージング。斎田船長と高山君のシーマンとしての底抜けの明るさとホスピタリティに、いつもながらおんぶに抱っこの一日。海の上に居ると時間があっという間だ。子供の頃夢中で外遊びして気がついたら夕方っていう感覚にスゴく似ている。日頃のしがらみから離れて無心に遊んだ最高の時間だった。
クラブハウスのシャワーでさっぱりしてから、また斎田キャプテンのジャグアーに乗せてもらい、高山君おすすめの宮崎台の「北京」へ。餃子好きの僕らを喜ばせてくれようとする彼ら一流の気配りなのが嬉しい。こんな自宅の近くに美味しい餃子のお店があるとは知らなかった。野菜たっぷりのジューシーな餃子はさることながら、驚きの担々麺/これにはぶっ飛んだ。ちょっとハマりそう(笑)
今日もNEX-5を持参したもの海で傷めるのがイヤで試し撮り程度しか撮れなかった。上の画像が今日のベスト3か。加工して面白くなった。