June 3, 2011

「生の気」が感じられない人に国は任せられない


だめだ、マズい。今日のテレビで観るあの人は、ひらひらと視線が泳いでいるし、声の張りもなく、「生の気」が全然感じられない。僕の30年間の医師としての経験からいえば、かなりの確率で視野狭窄と思考停止に陥っている。話している内容が支離滅裂だ。この難局に耐えられる「人器」ではないことは周囲だけでなく、本人が一番知っているはずだ。今、そんな状態の彼に我が国のトップとしての大切な決定をさせてはいけない。誰かがタオルを投げ入れるかドクターストップしてあげるのが一番いいのだ。首相周囲にそれなりの経験のあるドクターは居る筈なのに、きっと聞く耳をもたないのだろう。側近とか周辺の人たち(先日会った人たち)は極めて優秀で感性の秀でた人たちなのに、何を考えているんだ?

政治的空白は被災地の復興を遅らせるという観点から、今回の不信任案否決はたしかに避けるべきではあったけれど、この危機的な国難に際して舵を取る人が病んでいては長い禍根を残す。やはりここはスクラップ&ビルドしかなかっただろう。倒閣を試みた連中も本当にお粗末だった。倒閣のあとのヴィジョンを示す事さえしなかった(できなかった)。特に今回の騒動ではハトヤマさんは詰めが甘いといわれても仕方ない。男を(さらに)下げてしまった。