May 18, 2011

諸行無常の「超深宇宙領域」



今夜のNHKでハッブル宇宙望遠鏡のことを紹介していて、見入ってしまった。すごいなあ、天文学。画像はHubble Ultra Deep Field(HUDF):超深宇宙領域。
般若心経を唱えて合掌したくなる画像。
この天文学のスケールの大きさは僕の理解を遥かに越える。だって135億年前のビッグバンの初期の姿を今、僕らが可視できるって事自体が、どうしても理解できない。今後自分なりに勉強しても、体感的に理解できる自信は無い。だって根っからの文科系なんだもんね、自慢じゃないけど(笑)。「観念」や「概念」とか「夢」とか「想像」とか「宗教」とか「哲学」みたいな文科系的な「ふわふわ」したものではなく、科学的に(数学的、物理学的な観点から)論理的に説明しようとする「宇宙物理学」って崇高な学問だと思う。そんなスゴい事を考える(考えようとする)事が出来る人たちを無条件に尊敬してしまう。

この天文学の崇高な理念からいえば、文学とか経済学とか、もちろん医学とかすごく「実利的」で「生臭い」学問みたいな気さえする(笑)。天文学は市井の僕らの生活からすれば「なくても別に困らない」モノなのかもしれないけれど、逆に言えば、市井の僕らの生活そのものが「とるに足らない」モノなわけだ。ましてや個人の日々の生活の様々な悩みとか苦労とか、世の中の有象無象の問題なんて・・・って気持ちになるしね。その学問を勉強し研究し究めていけば、限りなく宗教的な境地に達する事が出来るんだろう。もうトポロジーぐちゃぐちゃ。