April 7, 2011

当直明けは嗅覚鋭敏で辛口批評

当直の昨夜の前半は静かで、ごく普通の当直の夜のペースだったけれど、午前2時前から荒れ始め、5時過ぎまでがバタバタ。あまりにもエキセントリックな一人の酔っぱらいに対して、いい加減キレそうになったけれど、ぐぐっと押さえた。こういうのがストレスなんだよなあ。救急隊、警察、そして僕らを含めて、合計10人くらいのプロが振り回されたことになる。そいつの理不尽な態度に対して、公的なマンパワーを無駄にする事にペナルティを課することは、できないんだろうか?なんて真剣に思った。あ、でもこいういう正論を述べると似非人権主義者たちが批判するんだろうな。やれやれ、くわばらくわばら。睡眠時間は合計3時間弱。フィジカルよりメンタル面の疲れ。

午前、午後のルーティンを終了して、南町田のグランベリーモールへ。平日のアウトレットは人気(ひとけ)も少なく、なんだかヤケクソみたいな(40%オフ!)シューズのセールをやっていて、クラークスとリーガルを1足ずつ衝動買いしてしまった。本来はkeenかmont-bellのスニーカーを買おうと思っていたのだけれど、サイズがなく断念。18時から映画「ツーリスト」。さすがに木曜日の夕方の回はお客10人くらいで、がらがらだった。わりと楽しみにしていたけれど、地震騒ぎもあってなかなか観に行く機会がなかった。当直明けで疲れてはいたけれど、こういう時こそ非日常の時間は必要だ。ジョニー・ディップとアンジェリーナ・ジョリーの豪華な共演。ストーリーは、う--ん、そうだなあ、、、「騙したつもりが騙されてました」的どんでん返しのパターンだろうなってことは、前半で予想できてしまう作りかな。シークエンスが単純過ぎて残念。でも、画像の美しさ(パリとかベニスとか、美しいヨーロッパの街並)と展開のテンポの心地よさで、なんとか満足させてしまう。ジョニー・ディップは相変わらず上手い俳優で、安心して観ていられるコミカルな演技。アンジェリーナ・ジョリーってやはり美しい。美しいんだけれど彼女がセクシーかどうかは、たぶん意見がまっぷたつに分かれるんだろうな。時折見せるちょっと憂いのある目線と表情。やはりこの人は「正体不明」のキャラが染み付いている女優さん。それと、この映画は不思議なくらい登場人物が白人ばかりの映画で、みんながちょっと濃いめの体臭(フェロモン)を発散しているみたいで、僕的にはちょっと鼻についた。いつもはあんまり気にならないこの感じは、きょうは当直明けの特殊な感性なのか気になってしまった。映画そのものの期待が大きかっただけに☆☆1/2くらいでしょう。DVDかブルーレイのレンタルで十分と判断。