March 11, 2011

What a disaster!

午前の外来が忙しく14時からの予定だったカテーテルの手術を、偶然遅らせて14:40ころから消毒を開始し手術を始めようとした時に、ぐらりと来た。ぐらりぐらりと捩じれるような大きな揺れが2−3分続いただろうか。東北の国内での観測史上最大のM8.8。本当にラッキーだったことに、手術を開始していなかったのですぐ中止し、患者さんに影響がなくてほっとした。その後はスタッフと院内を走り回る。皆いつもながらのチームワークで助け合って、迅速な対応をしてくれた。不気味な余震。幸い病院内は大きな被害はなかったことと、昼間の人的に豊富な時間帯なので助かった。横浜の自宅に帰れる訳もなく、結局今週2回めの当直となった(当直予定の医師が来られない)。今に至るまでなにかとバタバタが続いている。

それにしても16時ころの宮城の第一波の津波の映像にはぞっとした。。地震そのものの被害より、その後に起こる津波や火災の恐怖が大きい。震源地が点ではなく線なので広い範囲で被災する未曾有の大災害だ。現在進行形で被害はまだまだ大きくなるんだろう。被害地域から離れているというものの、東京も大混乱。地震そのものの被害というより、交通機関が動かないことや停電で機能不全になってしまったために、都心から自宅へ帰る人たちで大混乱していた。家族との連絡は携帯とメール。携帯や電話は回線制限でなかなか繋がらない。なんとか全員の無事を確認。一番信頼できる情報はNHK、局所的な情報源はTwitterなどのネット。

とんでもなく甚大な被害だ。復旧までにどれだけの時間とお金がかかることか・・・。国家的な災害復旧作業が必要だろう。