なんだか一日中眠たかった。べつに体調が悪い訳ではなく、坐るだけで睡魔が襲ってくる。朝の通勤の電車、オフィス、昼ご飯のあと、ジムのロッカーの休憩コーナー、床屋さん、帰宅後のマッサージチェアと、どこでもコロッと眠っていた感じ。たぶん季節的なバイオリズムなんだろう。年に何回かあるナルコレプシー。
夜はゆっつんと二人で久しぶりに「とり平」へ。大学時代のバイトの話になって、彼女のバイトしていたお鮨屋さんの話に。その神田にある老舗のお鮨屋さんは、オーナーが彼女の大学の先輩で、後輩達を比較的いい条件でバイトさせてくれているらしい。周辺の企業の接待に使われることも多く、いわゆるビジネスマンの接待の現場を見聞きすることができる。彼女の話を聞いていたら、けっこうコイツ大人の付き合いの機微についてわかってるじゃん・・・って感心してしまった。
「でね、その会社の社長さんが・・・。何かキミも食べなさいって言うのよ」
「えっ?バイトのキミに何か奢ってくれるわけ?」
「うん。もちろん断ったよ。」
「まあ、そうだよね、大人の下心が見え隠れするもんな。」
「そうそう、でもね・・・」
「えっ?でも???」
「その社長さんが、キミは何が好きなの?って聞いたので、雲丹が好きですって答えたの」
「ああ、まあ無下にはできないものね。」
「そうしたらね、その社長さん、大将に「この子に雲丹!」って勝手にいっちゃって」
「で?」
「仕方ないから、ごちそうさまーって、食べた(爆)」
「あーーのーーなーーーー(爆)」
ある意味、いい社会勉強になったね、ゆっつん。