ここ数日の熱さと比べれば少しはマシとはいえ(とくに朝は爽やかな風が吹いていた)今日も痛いくらいの暑さだった。
月曜午前は予想通り超多忙で内容の濃い外来。途中、別棟の部屋に戻る用事があって外に出たら建物の外壁とアスファルトの間に「小動物」がぴくぴく動いている!ん? 子供の掌くらいのサイズの毛むくじゃらの動物。観察してみると子ネズミ・・・??
んん、ちがう。たまたま通りかかった人が、「これ、蝙蝠じゃないですか?」と。ふむ、たしかに四肢の間に膜様のものがある。確かに蝙蝠だ!!それもどう見ても赤ちゃん。
世田谷の街中に蝙蝠の赤ちゃんがいるんだ???本来夜行性の蝙蝠が近くの神社の杜から日中の暑さで混乱して出てきてしまったものの、力尽きて墜落しちゃったんだろうか?逆に言えば昼間に元気に「飛んでいる蝙蝠」なんてこの辺りで観た事ないもの。スタッフの尽力で神社の杜に返してもらった。ちょっと驚いた。この気候で混乱しているのは人間だけじゃないんだね(笑)。
成毛眞さん「実践!多読術」角川Oneテーマ21(新書)。この本の内容は、2時間で十分読了できるのだけれど、尊敬する成毛さんの幅広い好奇心と深い考察はこういう読書術で得られているんだ、と十分納得できインスパイアされる本。僕はもともと速読&同時多読で、目的意識をもたずに書店を歩いて(アマゾンではない)気になった本をジャンルを越えて読み始めるタイプ。彼とはちょっと違う本の読み方だけれど、共感できる内容も多い。小説を読み時間がないという成毛さんの言葉は多分本音なんだろうな。このテの本にもっと若い頃に出会っていたならば、もう少し体系的に知の基礎体力を得られたかも。高校生に読ませたい本だ。
とくに後半で紹介されている彼の推薦図書はすべて読んでみたくなった。さしあたり、満州関連の本とあたりから始めるか。いい刺戟をもらった新書。