July 22, 2010

モラトリアムな時間は若者の特権だ

熱帯夜で途中何度か目覚めたみたい。今日も朝から酷暑。8時からの経営会議。午前中はアポイント4件をこなしつつ病棟を走り回る。忙しい研究日のお昼ご飯は、うなぎ「八沢川」とした。ここんちのふんわりとした香ばしい鰻重は、やっぱり真夏のスタミナ食。女将が気を遣ってくれて(有り難い事にいつものことだ)、好物の「かぶのお漬け物」をサービスしてくれた。ここのは仄かな甘さと絶妙な塩味が爽やかで絶品。

酷暑の中、上野毛から環八を歩いていたら、ぼうーっと陽炎が立っていた。道をすれ違う人達もへろへろで、目が合うと「あじー、お互い大変ですね!」というオーラが出ていた。体感的には40度近かったんじゃないかな。汗みどろになった。午後の仕事終了後、グランベリモールへ。涼しい中で映画を観ようと目論んでいたのだけれど、(勘違いしていて)観たかったものは明日公開でトホホ断念。せっかく来たので他のタイトルも捜すが時間が上手く合わないので、これも断念。平日&暑さのせいか、閑散としているモールをしばし散策。夏のジャケットを散財しそうになったけど、考えてみればほとんど着ない(笑)ので寸止めして、帰路ジムへ。10本500m。絞った後の計測で65.5kgとデブり傾向。やば。このところ週2くらいで距離も少なめになっていたものな。さらに食い過ぎ。身体は正直だ。

晩ご飯はゆっつんと二人でアクバル。就活を通して「自分の本当にやりたい事が見つからない」という彼女の悩みを聞く。文科系の大学で学んでいる彼女にとって、今まで勉強し学んできたことと、仕事をすることにの間には予想していた以上のギャップを感じているみたいだ。でもさー、そんな若い時期に本当に自分のやりたいことを見つけられる事の方が希有なことなんじゃないか?大人として生きていくために仕事は必要で、その仕事の内容だって実際にやりながら面白さとか辛さがわかっていくわけだし、就職は本当に「ご縁」みたいなもんなわけさ、と。それにしても、高望みしていた彼女だけでなく実際に今年の就活は厳しいみたいだ。「現実からの逃避」としての思いつき的な進路決定だけはするべきじゃない、とアドヴァイスをした。少しは判ってくれたかな。もう少し時間をかけていろいろ考えてくれればいいと思う。若い頃のモラトリアムな時間は、その後のその人の人生の糧になる。そこで十分時間をかけて悩んで決めたら、その後は迷わず進んで欲しい、と父としては思う訳だ。