June 11, 2010

南アフリカで真剣勝負

サッカーワールドカップ2010開催。日本にいると南アフリカってすごく遠い国という感覚がある。ニュージーランドで生活していた時には、わりと国同士の交流があるため(いわゆるCommonwealth:英連邦)南アフリカ出身の人たちと一緒に仕事をしたことがある。そのほとんどが白人で、祖先が大英帝国からの移民。産業革命以後のアッパーミドルの出自で、わりとプライドが高いsnobな人たちという印象がある。一緒に手術するチームのナースと麻酔科のドクターも南アフリカ出身だった。彼らの英語の鼻に抜けるアクセントが独特で聞きづらいのと、特有の気取った表現をする(二重否定を多用する)ので、慣れるまで苦労した記憶がある。彼らの英語がわからない!って、キウィのボスのケヴィンに言ったら「僕だって判らない!」って言われて、爆笑したこともある。

田舎っぽくて、ダサさいところは微笑ましいというか「わかる」んだけれど、「日本以外のアジアの国」の人たちを露骨に差別しつつ異様に日本を特別扱いするのには閉口した。1990年ころまではアパルトヘイト政策が実際に存在していて、世界中の多くの国々と長年絶縁断絶していた関係で、英連邦以外では仲良くしてくれる国もなく、世界の「孤児」的な存在だったのだ。その歴史を考えると今回のワールドカップ開催の意味は大きい。ネルソン・マンデラは、人類の歴史にの残る、まぎれもなく「現存する偉人」の一人。

とにもかくにも今日始まったワールドカップ。今の状態を冷静にみれば、3戦全敗&惨敗必至の日本代表だけれど、僕は見捨てないからね(涙)。ベストを尽くして悔いのない戦いをして欲しいっ!と、心から思う。国のプライドを賭けて戦ってちょーだい。

気分転換に発作的にこのブログのレイアウトとデザインを変更してみた。あまり関係ないか(爆)