March 15, 2010
ソウルの激辛うま紀行(2日目)
初日、夜更かししていたため、目覚めたのが7時すぎ。うつらうつら&うだうだと休日の朝。同室のゆっつんが昨夜遅くまでPCで就活の書類作りをしていたので、僕とかみさんは寝不足気味。さらにかなPが体調悪し、ということで、急ぐ旅でもないし、朝はのんびりすることにした。当初の予定では、朝早く起きて周辺を探索して、ソルロンタンの朝食をとるつもりではあったのだけど。これは中止して、10時すぎにソウルの中心的繁華街の明洞(ミョンドン)へ向かう。
まずロッテデパート@明洞へ。ここんちは、さすがに日本からの旅行者のツボを抑えている感じ(笑)。ブランドもの&免税店には目もくれず(つーか、娘達は虎視眈々ではあったけれど、無視を決めこみ>笑)、一直線に地下の食品部門へ。清潔で近代的。日本のデパ地下より、洗練されている感じがした。様々な食材や調味料が面白くて、料理好きの血が騒ぎ(笑)存分に楽しんだ。あそこなら2−3時間はすぐに過ごせちゃうな。そこのフードコートで、アワビのお粥、韓国風ののり巻きなど、各自好きなものを買ってきて朝食。安いし味もいいし、リーズナブルなブランチだった。僕のアワビお粥はコクがあるのにほんのりとやさしい塩味。これについてくるキムチとチャンジャをいれて食べた。いい感じ。チャンジャってこんなにおいしかったのか。白飯だけじゃないんだね、合うのは。
次に今回の旅の目的の一つである眼鏡作りのために、人気のDOT Opticalへ。韓国の眼鏡作りには定評があって、その日のうちに作ってしまうので有名。欧米のブランドものはもともと安い(というか日本が高すぎる)し、韓国オリジナルのデザインも面白い。今回は、僕のプライベート用の眼鏡(軽くてカジュアルな韓国製)と、老眼になって遠近両用のかみさんのブランド眼鏡作り。日本語も通じるしサービスも良くてデザインも抱負、さらに値段が安い(だいたい2/3)。いいこと尽くめだった。かなPの眼鏡(ブランドもの)も作りたいという希望は却下。自分で稼いでから買いなさい(笑)。
その後は明洞散策。化粧品、衣類、下着類、靴、バッグなどなど、歩き回る女性陣の後をついて歩く。人が多いなあと思っていたけど、実は序の口で、その後の人出はその時点で想像だにしていなかったんだけれど。それにしても女性というのはどうしてあんなに、あれやこれや迷って歩くことができるんだ?僕はもう1時間くらいでへとへとなのに全然平気で「わ、これ安い!」「あ、これカワイイ!」と、お花畑を飛び回る放し飼い蝶々状態。途中から雨がパラついてきてドーナッツ屋さんで一休みしてから、またショッピング(といっても、ほとんど買わないんだけど)。午後からの人ごみと熱気は、上野と歌舞伎町と渋谷と銀座を一緒にした感じだ。僕的には苦手な状況だけど、我慢しつつ蝶々たちの保護者を務める。店員さんの勧誘意欲は熱い(笑)。よっぽど日本人観光客はお金を使うんだろうな。ま、でも確かに安い。かつては安かろう悪かろうだった韓国の製品も、デザインが奇抜で洗練されていて製品の安心感も高まっている。
遅めの昼ご飯は、有名な「明洞餃子」にて、水餃子と韓国風うどん「カルクッス」。水餃子はオリジナルのニンニク&ネギ&小唐辛子のニョクナムが気に入った。カルクッスはスープがちょっと独特(たぶん牛骨)だった。韓国は薬味がいろいろとあって、自分で好みの味にするのが楽しい。その後、かみさん&かなPチームとゆっつん、さとちゃん&僕チームに分かれて、行動。僕らチームは本格的に降り始めた雨をもろともせずに、ディープな明洞をさらに探索することに。たしかに刺激的で面白い街だけど、日本人のおっさんにとっては、1時間も散策すればいいかなって感じ。ホテルには7時すぎに帰還。僕はもうへろへろなのに、ゆっつんはホテルのビジネスセンターへ行き、ある企業の就活試験。最近ではPCで好きな時に自分で試験を受けることが出来るんだね。へーー。
夜は9時すぎに夕食へ。韓国通にいわせると、韓国の焼き肉ならぜひとも豚肉を!という。牛肉は日本のほうがおいしいみたい。ということで、「サムギョプサル」(豚バラ肉のBBQ)。ホテルのコンシェルジュ(美人!、スタイルも良くて知性的なチェ・ジウって感じ)が親切に教えてくれた店へ。「ホーバケシッタン」。新羅ホテルからタクシーで5分くらいのところ。きれいだし地元の人たちでにぎわっているお店。見た目格闘技系の店員さんもすごく親切でいろいろと教えてくれてサービスもいい。いわゆるバラ肉の厚切り、しゃぶしゃぶみたいに薄く切ったものもおいしい。サンチュやエゴマに巻いて、ごま油で焼いたにんにく、キムチ(大根や白菜)を加えて、そこにニョクナムを乗せて食べる。さらに全部で3500円!大満足!ここんちも素晴らしい!持参した最新の日本のガイドブック3冊には出ていない、もしかしたら穴場かも。ただ、すべてハングル表記の名刺しかないので正確な場所がわからない。要チェック。
その後は、東大門のアパレル関係の問屋街へ。約1/3の値段の革製品を娘&かみさんに購入。驚いたことに、この問屋街は夜の20時くらいに開いて翌朝の5時くらいまでがビジネスアワー。どうしてそんなことになっているのかは理解不能だけれど、深夜でもものすごい人と活気。世界中どこを探しても、日曜の深夜にこれほど人が動き回っている街はソウルくらいしかないんじゃないか?彼らの生活ってどうなっているんだろう?韓国人は寝ないのか?(笑)。基礎代謝が2割くらい高くて、体温も1度くらい高い熱い血が流れている感じ。この熱さについては、もう少し考察してみよう。まだまだ成長段階で元気な「のびしろ」のある韓国と、成熟してある意味疲弊している日本という国を、対比せざる得ないと思った。こんなに近い国なのに全然知らなかったことも多い。ハングルだらけの街。というか漢字を捨て去ってしまった韓国人のメンタリティっていうのも興味がある。ハングル>英語>漢字>観光客むけに日本語って印象。
The Red Hot City, Seoul. 謎多し。