December 16, 2009

ゆっつんのしゅーかつ始動

次女ゆっつんは大学3年生で、いわゆる就職活動(しゅーかつ)が始まったみたい。企業の説明会やらセミナーやらに行ってるみたいだ。でも、僕もかみさんも長女かなPも、いわゆる就活というものを経験した事がないので、何をどう準備してどう進めて行けばいいのか皆目見当がつかず、親として何もアドヴァイスができない。就職氷河期ということで、ちょと可哀想な状況ということは理解しているけれど、実際はどーなんだろう。僕らの時代のいわゆる「文科系」の学生達は、なんとなく3年になってから活動をして、皆それなりの職を得ていたけれど、今は随分状況が変わっているんだろうな。その辺の常識がない。はっきりと言える事は、昔と違って「寄らば大樹の影」的な、大企業に入れればすべてうまく行って幸せになれるはず、みたいなキャリアパスの幻想はすでに瓦解しているってこと。偏差値の高い学校を出れば、人気のある大企業に入れて、年とともに出世してゲームの「上がり」みたいな感じで定年になる、というのが「典型」だった今までの日本の社会人のパスは、すでに過去の物になっている。ただ、逆にいえば従来の「生温い曖昧さ」が異常で、今が「正常化」したのかもしれない。努力した人にはチャンスがある。この厳しい格差社会の、どこに自分の立ち位置を確立するのか?という競争の中に、好むと好まざるとに関わらず、放り出されてしまった世代。

どんな職種のどんな組織の仕事に就くかということで、ある程度の生活の方向性が決まってしまうことも、また事実。20歳そこそこの若者にとって、「自分は何をしたいのか?」という問いに答えるという、自分の人生の大きな選択をするのは簡単じゃないだろう・・・つーか、ほとんど不可能だろう。でも、それが現実。自分の才能と可能性を賭ける事が出来て、それを楽しめるような伸ばしていけるような企業と出会えればいいんだけどね、ゆっつん。