October 9, 2009

モラトリアムな6ヶ月

今期のユニクロ最高益の報道。不景気で各企業が軒並み厳しいところの独り勝ち。まーでも、これは一消費者として納得できるな。ひと昔前のフリース人気やジャージ人気、その後のカシミアセーター人気とか、最近ではヒートテック人気など、仕掛けたアイテムが当たる勝利の方程式みたいな物があるんだろうな。いい品質で安ければ顧客の満足に繋がるってのはアタリマエのことではあるんだけれど、そこにスケベ心がある(並の企業だと)、消費者からすれば不要な付加価値をつけて値段が高くなったり、企業サイドの勘違いブランディングに繋がっていく。顧客も賢くなってるから、ユニクロを着ている事は決してハズカシいことじゃなくなっている。値段が高くて低い品質のものより、値段が安くて高い品質のものを選ぶ方がカッコいいもの・・・と、ここまでイメージが固まったらユニクロの勝利、なわけで。そのロジックまで読んでいる柳井さんはすごい人だと思う。

大学の決まったさとちゃんは来年春の入学までの6ヶ月のモラトリアムな時間がある。高校は卒業してるし、未成年だし、親の庇護のもとで生活の心配をする必要がなくって、どこにも所属しない自由に使える6ヶ月っていうのは、この先の人生でまずないシチュエーション。神様がくれたプレゼントなんだから、大事に使ってほしいねと、かみさんと。ああ、羨ましいなあ(笑)。僕だったら何をするだろう?