昨日のブログのログについて再考察。今日のさなメモのサイトと読者についての感想には、全く同感。
以下、部分引用:
「ボクは相手のことを何も知らないのに相手はボクのことを熟知している」という状況がすばらしく居心地悪いからである。相手は服を着ているのにボクだけハダカな感じ・・・(中略)・・・でもこの「忘れちゃう感覚」って毎日更新している人ならわかってくれるかな。数週間前のことがとんでもなく遠い出来事となり、何があったか(よっぽど印象深くない限り)忘れちゃうのである。(後略)
すげー、よくわかる感覚。もっとも、彼のサイトのアクセス数とは全然比べ物にならないので、彼のストレスたるや半端なもんじゃないんだろうけどね。
1990年ころのパソコン通信の世界で起こっていたことと、全く同じ事が今でも起こっている。アメリカでCompuserveのメンバーだった僕は、1988年に日本に帰国してから日本にもNiftyserveというサービスがある事を知り(あ、今でもあるけど>笑)、すぐにメンバーになった。会員番号は2000番台。黎明期のパソコン通信というコミュニケーションに飛びついたのは、僕ら新しいもの好きの人間達。僕の場合は、論文作成の為のMedlineというアメリカの文献検索システムにアクセスするためだった。あとはアメリカの同僚とのコミュニケーション。ついでに日本の他のメンバーとの親睦、かな。「ついで」のつもりがだんだんハマってしまったんだけれど(笑)。パソコン通信にはPC-VANから移行した人たちも含めて、「フォーラム」という(今考えてみれば実に小さい)コミュニケーションが乱立し、いわゆるオープンBBSなんだけれど今のSNS的なノリで、いろんな集団が爆発的に増えた時期だった。それも考えてみれば、猫も杓子も(もちろん僕も>笑)ブログをアップしだした、昨今の状況とシンクロする。当時も当然オフ会もあったし、迷惑メールや、それに伴う混乱とエチケット&ルール作りが当時の僕らの「大問題」だった。勘違いオタクや、ストーカーもいたし、炎上もどきも既にあったし。その後、ニュージーランドに移り住み、1995年からはインターネットの爆発的な普及に僕もどっぷりハマった。
結局はハードもソフトも飛躍的に進歩したとしても、ソレを使う人間ってのは(当たり前だけど)あまり変わらないってことなんだな。