午後からWRスタジオにて来週のライブの練習。スタジオに入る前に、巣鴨駅前のトンカツ屋さんで遅い昼ご飯。厨房の店主が、入ってきた客にちらりと一瞬向ける視線が「ゴルゴ13」みたいな厳しい目つき(ぎゃはは!)なの。ビールを飲みながら、それに気付いて(心の中で)大爆笑していたら、すんなりと週末オフモードの気分になって午前中の仕事でのイライラ感はどっかに吹き飛んだ。是非一度メンバーで観に行く価値があるよ>ゴルゴ13(笑)。
僕もじょうじ君も風邪の病み上がりで声がいまいちだったけれど、2時間練習はあっと言う間にスムーズに終了。その後は、地蔵通り裏道の台湾料理のお店にて、しじみの醤油漬け、ミミンガの炒め物、鴨の塩焼き、青菜の炒め物などなど、ニンニク醤油で食べるお餅もおいしかった。今夜の〆は、「やきそばーHIT」。僕は醤油ラーメン。魚介系の香りの強い合わせダシ、アッサりしつつもかなり深いわ。その場で製麺してくれる太めの麺もよろし。やっぱりタダもんじゃない、ここんちは。僕は20時すぎ早めに失礼して帰宅。
帰路の地下鉄の中で歌詞のもとになる(かもしれない)言葉が、いくつか浮かんだ。でもメッセージソング(誰かのためのメッセージ)ていうのは、本当に難しい。一人よがりになってしまったり、偉そうになってしまったり、勢いだけで書くと嘘くさいし。
たまたま、今日スガシカオ(僕は彼の歌の大ファンで定期的にチェックしてる)のサイトをみたら、彼自身のアルバムのライナーズノートの中で
「・・・誰かへのメッセージソングを書こうとする時、ぼくはいつも激しく戸惑います。わかりやすい未来や希望や永遠を歌うことが、それでも結局誰かの背中を押すことになるのだろうか??それとも現実を厳しく歌うことでリアルなメッセージを残すべきなのか??・・・いつも深い迷路に入ってしまう・・・」
ふむふむ、プロの彼の言葉はやはり重いなあ。僕にもほんの少しは彼の苦悩がわかる気がした。
FUNKAHOLIC今更だけど買おうっと。ネットで試聴してもっとじっくり聴きたいと思った。おお、そういえば僕が去年彼と会ったのは、そのアルバムのプロモーションの最中だったんだ、たしか。もう半年以上経つんだね。彼の詩の世界っていうのは、素晴らしい。あの村上春樹が絶賛する世界。そっか、両者の創り出す世界には、なんとなく共有感のある座標軸があるのだな。
スガシカオ的世界は全然別格としても、最近流行する歌の歌詞っていうのは、あまりにも「毒」がなくって「道徳的」過ぎるような気がしてる。