May 7, 2009

大人の世界は甘くない、という教訓

GW連休明けでばったばたと忙しかった一日。午前は病棟を走り回り、昼休みに往診1件、病院に戻って即出発して、今日は臨時で砧公園の施設在宅往診。半年ぶりだけれど、以前に拝見している方多数。ウルトラ・スーバー・ビューティフル&有能な医療秘書のSさん(だはは、ちょっと誉め過ぎか<爆)のおかげで、スムーズかつ楽しく回診を進められた。また、宜しくお願いします。夕方は、松原のU先生のクリニック。連休明けで予約もびっしりで12人の診察。帰路ジムに寄り、今日は軽めに10本こなした。ふー、いつもの日々に戻ったな。

泳ぎながら、ふと学生時代のあるエピソードを思い出した。泳いでいると脳の記憶中枢の皺のどこかを刺激するんだろうか?本当にどーでもいい事を思い出す事があるのだ。

今日思い出したのは、なぜか医学部の学生時代の試験&試験に追いまくられた時代の記憶。試験が厳しくてよく落第させるので恐れられていた基礎医学系の某教授。先輩からの噂で「O教授の試験問題はすごく難しいけれど、全く解らない場合には、正直に「ヤマが外れました、仕方がないので{おいしいカレーの作り方}を書いておきます」と,自分のカレーのレシピを書いたその先輩は「通してもらった」らしい、と。明日までにこの一冊の本を憶えなくてはいけない!みたいな事が日常茶飯事の切羽詰まった学生達(つまり僕ら)は、このテのまことしやかな噂に惑わされるんだな。その噂に踊らされたクラスの数名(爆!)は、しっかり落とされて再試験を受ける羽目になった、という話。

それから、その記憶に関連して思い出した臨床系のN教授も厳しかった。これも先輩の噂話。卒業試験直前に、少しでも試験問題の情報を得たいと思った教授のコンパの学生。夜に教授宅を訪れて「先生、遊びにきました!」と。玄関先に出てきたN教授。憮然として「おお、よく来たな、じゃ、そこ(玄関)で遊んでなさい!」と(爆・爆!)。

やっぱり大人の世界は甘くないっていうシンプルな教訓は、その後自分のためになったのか(爆)。懐かしい思い出とともに、なぜ今日そんな事を思い出したのかは全く不明。