April 26, 2009

Burn After Reading  読んだら燃やせ!

昨日の雨はどこに行っちゃったんでしょ?ってくらい、スコーンと気持ちよく抜けた青空。風も気持ちよくて、Tシャツ1枚でちょうどいい感じ。昨日は24時ころまで起きていたので(僕としてはかなり夜更かし)、完全に目が覚めるまで寝ていようとベッドで、うだうだ&とろとろと惰眠を貪る朝。こんなに気持ちのいい気候の休日ってのは一年で数えるくらいしかないもんね。

8時過ぎから動き出して、午前中は原稿書き&テラスの掃除など。午後からジムへ行き10本500m。日曜日の午後のプールは混雑していて、なんだかイヤになってしまい(ペースが乱れちゃうのだ)10本で見切りを付け、ジャクージ&サウナで昨日のオフ会のことやミニライブのこと、出会った人たちの事など、つらつら&ぼーっと思い出す。

14時過ぎにジムから出て、南町田のグランベリーモールの109シネマへ。今日観たのはバーン・アフター・リーディング Burn after Reading. 前評判や批評を一切知らずに、たまたま時間の合った回に入ったのだけれど、お金を払った分は楽しめて、それなりに面白かった。これは大人のためのブラックコメディ。一人爆笑しちゃったところも多かったんだけれど、日本語の字幕にしちゃうと全然面白くなくなっちゃうような、ディープな笑いのツボが多数。

監督のコーエン兄弟はあの『ノーカントリー』撮影時に既に『バーン・アフター・リーディング』の執筆に取りかかっていたらしい。キャストがこの規模の作品としては異様に豪華。ジョージ・クルーニーがセックス依存症でおバカなキャラのハリーに扮している。それからジョン・マルコヴィッチが激しく濃いキャラクターのオズボーン役、フランシス・マクドーマンドがインターネットの出会い系サイト(っていうのかな?)で恋愛を探す恋愛依存症のリンダ、さらに特筆すべきは、ブラッド・ピット。リンダの職場の同僚チャド。ちょっとおカマっぽくて、頭の中が空っぽの役どころを、あのブラピが演じるってのも、面白かった。この物語に出てくる登場人物が皆セックスに対して異様にこだわっているのだな。同時代同世代的なアメリカ人の平均的男女は、あんなに性的に盛り上がっていて落ち着かないんだろうか? つーか日本人が異様に淡白になっちゃっているのか?(爆)。でも、この映画、単なるおバカな筋書きじゃなくて、徐々にシリアスな展開になってゆき、最期は主立った登場人物はみんな死んじゃうか、どこかに居なくなっちゃう・・・、その辺りも脚本家の策略にまんまとハマってしまった。

Burn after readingっていうのは、スパイ大作戦だよね。読んだら燃やして証拠隠滅しろ!って事でしょう。CIA文書が、この映画の何カ所かで関係(コミット)するので、その暗示的なタイトルなんだね。ふふふ、いいインプットになったと思う。

映画が終わってから、末娘さーちゃんと待ち合わせて、グランベリーモールでデート(笑)。彼女のショッピングに付き合わされちょっとした散財をした。末娘はおねだり上手なのだ(爆)。二人でアウトバックステーキハウスでご飯を食べながら、大学の事や受験の勉強のことや、将来の仕事のことを話す。こんな機会ってあんまりないもんな、その意味でも、貴重な日曜日。