March 19, 2009

教育つらつら

昔から猫背で姿勢が悪い。自分でも十分わかっているんだけれど、ちょっと気を抜くと猫背でとぼとぼ歩いている。座る姿勢も悪い。猫背の上にあごを前に突き出した「頭垂れ」姿勢の典型。リラックスするときには、椅子に浅く腰掛けて足を投げ出したり足を組んだりする。最悪のパターン(笑)。でも最近はできるだけ意識しているんだよ、これでも(笑)。

ちょっと前にスポーツトレーナーの人から指摘された「正しい立ち方」というのは、実はとても気持ちいいのだ。背筋を伸ばしあごを引き、お尻を閉めて骨盤を正しく立たせる。座るのも同様で、すくっと素直に骨盤を前傾させて肩の力を抜いて座る。緩やかな鼻呼吸が基本。でも、どちらも意識しないとできないのがミソで、ここ数ヶ月はこれをなるべく意識して生活するようにしている。正しい歩き方というのは、正しい立ち方の延長で、肩甲骨を意識しながら軸をぶらさずに進む。踵から踵への重心移動を行う。立つ、歩く、座るというような基本日常動作を、無意識のうちに美しく、正しくできればいいんだろうな。これだけで大半の腰痛や頭痛は治っちゃいそうだ。精神衛生上も、姿勢はかなり大切だと思う。鬱の人はほぼ100%俯き加減で猫背だ。上を向いて姿勢のいい鬱の人ってみた事ないもの。ふむ、「上を向いて歩こう」ってわけだ。

僕らの小学校/中学校時代では、「座る」姿勢のしつけを受けたり、「気をつけ!」の姿勢を練習したり、「行進」の練習をしたりってことがまだ一般的に行われていた。これを僕はずいぶん長い間、軍隊教育的で儀式的な(形式的な)ものの名残りなんだろうと思っていたけれど、ある意味とても大切な教育だったのかもしれないって、今になって思う。正しい立ち振る舞いが自然にできるようになるならば、いろんな恩恵がありそうだ。僕は落第だったけれど。今の小学生たちが軍隊的な行進をする教育を受ける事はまずない(うちの3人娘の行っていた私立の学校は右寄りなのでやっていたが)と思うけど、日◎組的な考え方が日本の教育をダメにした、というのは真理だと思う。